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- 「稲見選手に勉強させてもらう気持ちで」ツアー5勝の36歳、藤田さいきが11年ぶり優勝へ王手
宮里藍 サントリーレディスオープン3日目に藤田さいきが3バーディー、1ボギーの70で回り、通算12アンダーの単独トップでホールアウトした。2011年以来の優勝へ王手をかけた。
「ここまでやれていることに驚いている」
ツアー5勝の36歳、藤田さいきは妙に落ち着いていた。
初日66、2日目68で予選を通過してトップに立つと、3日目も3バーディー、1ボギーの70で回り、通算12アンダーで単独トップに立った。
![](/wp-content/uploads/2022/06/fujitasaiki_2022suntory_GettyImages-1402250259-2.jpg)
「今日はショットの調子が悪くて、アプローチとパターでなんとかしのいだという感じです。ピンポジションも相変わらず難しく、チャンスが来るまで待ったのですが、なかなかそれもなくて耐えるゴルフでした」
それでも6番パー3では7メートルのバーディーパットを決めると、13番パー4も7メートルを沈めてバーディー。14番パー4でティーショットを左の林に入れてボギーとしたが、17番パー5では3打目のアプローチを2メートルに寄せてバーディーを奪った。
最終日最終組は「自分でもいつぶりか分からないくらい」と思い出せずにいたが、2018年のKKT杯バンテリンレディス(比嘉真美子が逆転優勝)以来と聞かされ、驚いていた。
「今は本当にワクワクしかありません。実際、自分でもここまでやれているのに驚いています。明日同組の稲見(萌寧)選手は東京五輪銀メダリストで、賞金女王。本当にゴルフがうまいと思うので、勉強させてもらう気持ちでプレーしたい」
明日の最終日最終組は、2位タイの2人に3打差リードで迎える。藤田が最後に優勝したのは2011年の富士通レディース。「ゴルフに歳は関係ない」と、11年ぶりの優勝へ突き進む。今大会のアンバサダーは藤田と同年代の宮里藍。表彰式で宮里から優勝ジャケットを着せてもらう光景が見られるだろうか。
藤田 さいき(ふじた・さいき)
1985年11月22日生まれ、栃木県出身。2006年にプロテスト合格し、同年のプロミスレディスで初優勝。翌07年に同大会を連覇するなど、ツアー通算5勝を挙げている。チェリーゴルフ所属。
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