- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 渋野日向子が日本チームに入れない可能性も!? 来年5月開催の女子ゴルフ国別対抗戦が楽しみなワケ
渋野日向子が日本チームに入れない可能性も!? 来年5月開催の女子ゴルフ国別対抗戦が楽しみなワケ
米女子ツアーが11日、2023年に国・地域別対抗戦の「インターナショナルクラウン」の開催を発表した。来年5月、米国での開催だが、日本の出場4人には誰が選ばれるのかは気になるところ。米ツアーを主戦場とする渋野日向子でさえも、現状では出場できるのかは未知数だ。
過去には宮里藍、横峯さくら、宮里美香、比嘉真美子チームが3位に
米女子ツアーが11日、2023年に国・地域別対抗戦の「インターナショナルクラウン」の開催を発表した。期間は来年5月4~7日。場所は米国・カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパークで行われる。
同大会の開催は実に5年ぶり。記念すべき第1回大会は2014年に米国開催でスタートし、スペインが優勝。この時、日本チームは宮里藍、横峯さくら、宮里美香、比嘉真美子の4人が出場して3位に入った。当時、出場資格を得ながら森田理香子が辞退し、比嘉が繰り上がりで出場。
第1回大会は世界の主要ツアーが足並みそろえているとは言い難く、当時は日本女子ツアーの新規大会(センチュリー21レディス)と重なったこともあり、日本からの参加はどちらかと言えば消極的な面があった。
その後、2年に1回開催となり、2016年は米国開催で、米国チームが勝利。18年は韓国開催で、当時米ツアーで活躍していたユ・ソヨン、チョン・インジ、パク・ソンヒョン、キム・インキョンが母国を優勝に導いた。その後、コロナ禍で20年は中止となり、ようやく来年の開催にこぎつけたというわけだ。
今では米ツアーに進出する日本人選手が増え、海外でプレーしたいという意識の高い若手も多く、こうした国別対抗戦に対する“消極的”な意識は消えつつあると感じる。
開催は来年の5月なので、まだかなり先の話だが、気になるのは、出場国がどのように決まるのかと、日本が出られる場合は誰が4人に選ばれるのかだ。
同大会に出られるのは8チーム。米女子ツアーの今季最終戦「CMEグループツアー選手権」が終了した11月21日時点の世界ランキングから、上位4選手の合計が高い国・地域が選出される。
さらに選出された各国のメンバーは、来年4月2日の女子ゴルフ世界ランキングによって確定するとのこと。
現時点での日本人上位4人は畑岡、古江、西郷、稲見
現時点の女子ゴルフ世界ランキング(10月10日時点)だが、日本勢は畑岡奈紗が9位で最上位。その下に23位の古江彩佳、24位の西郷真央、26位の稲見萌寧、29位の笹生優花、31位の山下美夢有、36位に渋野日向子、42位に西村優菜、56位に勝みなみ、60位小祝さくらが並ぶ。
日本が出場する可能性は高いが、ポイントが高い米ツアーで戦う渋野と笹生が、日本ツアーの選手よりも下に位置している。西郷、稲見、山下のように日本で優勝や上位フィニッシュを重ねることで着実に世界ランキングを上げているのがおもしろい。
このままでは、今も人気選手の渋野や全米女子オープンを制している笹生も気が抜けない状況になってきた。
国別対抗戦は否応にも盛り上がりを見せるはず。日本選手の誰が出ても盛り上がりを見せるだろうが、日本チームの出場権獲得と誰がメンバーに選ばれるのか、そして日本チーム優勝の可能性など、ゴルフファンにとってはこれから楽しみの一つとなりそうだ。
最新の記事
pick up
ranking