下半身からの始動を意識
◆国内女子プロゴルフ<TOTOジャパンクラシック 11月3~6日 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)6616ヤード・パー72>
TOTOジャパンクラシックの3日目。西村優菜が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算10アンダーで4位タイに浮上。逆転優勝を狙える位置につけた。

前半は、2番パー4をボギーとするも、3番パー3は8メートル、4番パー4は4メートルを決めて連続バーディー。後半もパットがさえ、4つのバーディーでスコアを一気に伸ばした。
「昨日よりショットは修正できていたと思います。決めたいチャンスでいいストロークができていたので、そこが良かったです」
スイングは下半身からの始動を意識し、その調整が功を奏した。
終わってみれば、4位タイで迎える最終日。単独トップの上田桃子とは4打差だが、逆転優勝のチャンスが巡ってきた。
「この試合は大きな大会ですし、自分の中でも頑張りたい試合。いつも初日、2日目が悪いので、最終日を迎えるときに、いい位置にいられたらいいなと思いながらプレーしました。3日間を終えて、そこをクリアできたのはすごく良かったと思います」
西村は、今年12月の米ツアーQシリーズに挑むことを明言しているが、優勝すればツアー出場権が手に入るとあって、そこは意識はしている。
「皆さんトッププレーヤーばかりなので、いつも以上にスコアの差は感じると思います。下から追い上げていくためには、自分が一生懸命にプレーして、伸ばしていかないとチャンスはない。3日間続けてきたのと同じように、60台に向けて頑張りたい」
米ツアー挑戦への決意を最終日にぶつける。
西村 優菜(にしむら・ゆな)
2000年生まれ、大阪府出身。2019年のプロテストに合格し、翌年の樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントでプロ初勝利。2021年はワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップでメジャー優勝を飾るなど、年間3勝をマーク。2020-21シーズンは賞金ランキング5位と躍進。今季は2勝を挙げ、通算勝利数を6とした。スターツ所属。