笹生優花は“イーグル女王”に輝いていた! 今季米女子ツアーでの日本勢が残したすごい記録の数々

勝みなみと西村優菜がQシリーズを突破、来季も米女子ツアーで多くの日本人プレーヤーの活躍が期待できそうです。そんな米女子ツアーですが、実は今季も日本人選手たちが数々の記録を残していました。改めてその“すごい記録”をまとめてみました。

4つのスゴイ記録が誕生していた今季米女子ツアー

 米女子ツアーの来季出場権をかけたQシリーズが終わった。日本勢は勝みなみが5位で権利獲得。24位タイの西村優菜も出場試合数は限定的な位置ではあるかツアーメンバー入りした。

 来季は新しい仲間が加わるわけだが、ここで今季の日本勢の活躍を改めて振り返ってみたい。どんな記録が生まれたのか、アラカルト形式で紹介しよう。

笹生優花が日本人選手初のイーグル女王に

 笹生優花は今季、17個のイーグルを獲得し、キム・アリム(韓国)と並んで部門1位に輝いた。

最終戦でイーグルを奪首し、日本人選手初の「イーグル女王」に輝いた笹生優花 写真:Getty Images
最終戦でイーグルを奪首し、日本人選手初の「イーグル女王」に輝いた笹生優花 写真:Getty Images

 最終戦のCMEグループツアー選手権を迎えた時点で笹生は16個で2位だった。だが、最終日17番パー5で17個目のイーグル奪取。最後の最後でキムをとらえる劇的な展開で日本選手初の「イーグル女王」の座に就いたのだ。

 イーグル数のデータがあるのは1993年以降になるが、これまでの日本選手最上位は1999年福嶋晃子の5位だった。この年、福嶋は12個のイーグルを奪っており、個数でもこれが日本選手最多だった。笹生は福嶋の記録を大幅に塗り替えたのだ。

渋野日向子がルーキーで100万ドルプレーヤー

 参戦1年目の渋野日向子は予選落ちも多く納得いくシーズンではなかっただろうが、4月のロッテ選手権で2位に入り、メジャーでも全英女子オープン3位、シェブロン選手権4位と奮闘。獲得賞金は101万1830ドルに達し、部門27位に入った。

 日本選手で年間獲得賞金が100万ドルを超えるのは宮里藍、宮里美香、野村敏京、畑岡奈紗、笹生優花に続く6人目。ルーキーイヤーでの100万ドルは昨年の笹生に次ぐ2人目だ。

 笹生は全米女子オープン優勝の資格でツアーメンバーになったのだが、獲得賞金にはメンバーになる前の全米女子オープン優勝賞金100万ドルも加えられている。Qシリーズを経てツアーメンバーになった日本選手ではルーキーで100万ドル突破は渋野が初めてとなった。

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