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- 「また新しくつくっていこう、と」 渋野日向子が青木翔コーチとの再タッグで目指すものとは?
渋野日向子が明日から開幕する米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」で今季初戦に挑む。大会前日に囲み取材に応じた渋野は、2年前に専属契約を解消した青木翔コーチに「年明けから2カ月、指導を受けていた」と明かした。
「不安だけれど、気合いと根性」
◆米国女子プロゴルフ<ホンダLPGAタイランド 2月23~26日 サイアムCCパタヤオールドC(タイ) 6576ヤード・パー72>
「うーん、不安しかないですね、やっぱ」。米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」で今季初戦に挑む渋野日向子は、大会前日に今の心境について聞かれ、開口一番そう答えた。
昨季は米ツアー未勝利ながらも目標であったシードを獲得。2023年は勝つことを目標に約2カ月、求めるスイングの練習に取り組んだが、まだしっくりきていないようだった。
「いろいろと2カ月やってきましたが、それが完成していなくて不安でしかない。でも気持ちだけは負けないようにと思って。気合いと根性です」
“気合いと根性で行ってこい”――そう発破をかけられたのは、アマチュア時代から師事してきた青木翔コーチだった。渋野が突然、「実は2カ月間、青木さんのところに行ってたんです」と打ち明けた。
渋野は20年末に青木コーチとの専属契約を解消していたが、スイング「いつでも頼っていいと言われ続けていたので、正式にってわけではないですけれど、一番知ってくださる方でもあるので、『少し遊びに行ってみようかな』って感じで」と笑う。
「でも本当はなかなか、ね(笑)。自分からどうしたらいいですかって聞くのも難しいじゃないですか。それでも青木コーチは『全然おいで』みたいな感じで快く受け入れてくれました。去年の後半かはらどうしても噛み合わなかったところがあったので、やっぱり自分にとって一番しやすいゴルフができるスイングがつくれるともっと強くなれるなって感じたので、それで青木コーチの下に行きました。また新しくつくっていこう、と力強く言ってくださるので。だからこそ頼れます」
「“新生・渋野”をつくる」
かつてのコーチと新たな取り組みの中で迎える今季初戦に期待と不安は半々に見えたが「以前のスイングよりも再現性を上げる」ことには自信もあるようだった。
青木コーチとの取り組みは、スイングを新たに修正するのではなく、さらにそこから上積みしてよくしていくことにテーマを置いた。それは「自分が2年間、取り組んできたことには後悔していない」からだ。
「いろいろと試行錯誤してずっとやってきましたけれど、まったく後悔していません。自分の中でいいスタイル、これではないんだなっていうのが分かってきていたし、その分、ゴルフのやりやすさ、やりにくさを4~5年で感じたので。これからもっと強くなれるような気がします。“新生・渋野”って感じです」
今季初戦を迎えるにあたり、「青木コーチは『とりあえず気合いでやっておいで』と送り出してくれました」と笑顔を見せる。
昨年はトップ10入りした同大会だが「うまくいくとも思っていないですが、そこは考えすぎずにいきたい」。渋野の23年シーズンがいよいよ始まる。
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年生まれ、岡山県出身。2019年のAIG全英女子オープンでメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは、スタンレーレディスゴルフトーナメント、樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントで勝利。昨季は米ツアーを主戦場に戦った。国内ツアー通算6勝。サントリー所属。
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