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- 逆転Vは射程圏内! 2位タイ浮上の吉田優利が明かした“難コース”の戦い方とは?
国内女子ツアー・ヤマハレディースオープン葛城の第3ラウンド、2年ぶりの優勝を狙う吉田優利が5バーディー、1ボギーの68をマークし、8位タイから2位タイに浮上。2年ぶりの優勝を目指して最終日に臨む。
ピンを狙いにいかない回数のほうが多い
◆国内女子プロゴルフ<ヤマハレディースオープン葛城 3月30日~4月2日 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県) 6480ヤード・パー72>
スコアを伸ばしたいならバーディーをたくさん奪えばいい。しかし、同じだけのボギーを叩いてしまっては意味がない。バーディーの数を増やすと同時に、ボギーの数をいかに減らすかが、ビッグスコアを出す鉄則だ。
当然と言えば当然なのだが、分かっていてもできないのがゴルフの難しいところ。何しろ、無理にピンを狙って一つ間違えば難しいアプローチが残ってしまうからだ。それが速くて硬いグリーンならなおさらだろう。
無風だった予選ラウンドと打って変わり、この日は風が吹き始めた葛城GC。グリーンが乾き始めたこともあり、スピードが増して徐々に本来の姿を現してきた。
そんなコンディションの中、スタートの1番パー4でこそボギーを叩いたものの、残りの17ホールをノーボギーで駆け抜けたのが吉田優利だ。
今大会では初日をボギーフリーで終え、2、3日目はそれぞれ1ボギーと、計2つのボギーしか叩いていない。難コースと言われる葛城GCでその数は驚異的だろう。
ピンの位置が厳しいうえに、スピードが増したグリーンのせいか、3パットどころかカラーからパターで打ったのも含めれば、4パットの選手すらいたほどだ。
ボギーを叩かないことを避けるだけならまだしも、吉田はこの日5つのバーディーを奪っている。果たしてどのような考え方でコースに挑んだのだろうか。
「基本的には安全というか、ピンを狙いにいかない回数のほうが今週は多いかなという印象です。3日間で2つしかボギーを叩いていないのは良いことだと思います」と語った吉田。
その心の裏には確かな計算が存在していた。
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