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オーバーパー決着で光った2人 腕と体が同調する吉田優利の新ルーティン リ・ハナのクレバーな番手選び
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは、国内女子ツアー公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で優勝した吉田優利と3位タイに入ったリ・ハナです。
メジャー初Vの吉田優利の新しいルーティンの効果
国内女子ツアー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が開催されました。優勝したのは吉田優利選手。通算1オーバーで、ツアー通算3勝目を初の公式戦制覇で飾りました。優勝スコアがオーバーパーだったのは、2016年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」以来、7年ぶりだったそうです。

そんな吉田選手のプレーを見ていて気付いたのが、新しいルーティンを取り入れていたことです。以前は、右手で左肩を触った後にアドレスし、肩のラインをスクエアに合わせる仕草を入れていました。しかし、今大会では、両手でグリップして構えた後、体を少し起こしながら手元をお腹の辺りまで上げ、ヘッドを浮かせた後にアドレスし直すというルーティンを取り入れていました。
この仕草には、いくつかの効果があります。一つは、体を一度起こすことで背骨の軸を意識しやすくなること。また、手元を上げてヘッドを浮かせることで、両腕のテンションが外旋方向にかかり、脇がほどよく締まって腕と体の一体感を得やすくなります。さらに、この仕草は両腕の高さが揃い、胸のラインを合わせやすくなる効果も期待できます。
ツアープロのスイングを真似するのは難しいかもしれませんが、吉田選手のこのルーティンは簡単に真似できます。体がスムーズに回らない人、腕と体の動きがバラバラになってしまう人、肩や腕に力が入りやすい人は取り入れてみるといいでしょう。
最適の番手選びのため3つのクラブで同じ距離を打つ練習を
さて、今大会でもう一つ注目したのが、3位タイに入ったリ・ハナ選手の池越え15番パー3での番手選びです。最終日のピンポジションは右手前。ピンまでの距離は143ヤードでした。

リ選手の番手ごとの飛距離は、8番アイアンが140ヤード、7番アイアンが150ヤード、6番アイアンが160ヤード、6番ユーティリティーが170ヤード。彼女と同じような飛距離の目安を持っている一般ゴルファーは多いのではないでしょうか。距離だけを見れば、「8番アイアンでしっかり振る!」という選択をする人がいるかもしれません。
しかし、グリーン手前に池、ピン手前という状況にプラスして、ややアゲインストや寒さなどの条件もあり、リ選手が選択したのは6番ユーティリティーでした。8番アイアンを基準に考えれば、3番手上のクラブ選択をしたことになります。リ選手は、このショットでピンハイにボールを止め、パーをセーブしました。
パー3ホールの番手選びで悩んだ時は、ピン位置が奥なら短いほうの番手、ピン位置が手前なら大きいほうの番手を選んでおくのがベター。グリーンのセンターを狙う意識で打つと、大きなミスを避けることができます。
また、自分のクラブごとの飛距離を把握することはもちろん大切ですが、コースに出れば、状況次第で最適の番手が変わることもあります。本番で柔軟に対応できるようにするには、3つのクラブで同じ距離を打つ練習をしておくといいでしょう。
8番アイアンで140ヤードを目安にしているプレーヤーなら、7番アイアンと6番アイアンでも140ヤードを打ってみてください。クラブを短く持ち、コンパクトにスイングする力感を覚えておくと、本番に強くなるはずです。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でも優勝を遂げた。23年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で公式戦初制覇。エプソン所属。
リ・ハナ
2001年7月26日生まれ、韓国出身。8歳からゴルフを始め、2021年度のプロテストに合格。20-21年の下部ツアーで3勝を挙げて同ツアーの賞金ランキング1位に輝いた。22年シーズンからジャンボ軍団入りして腕を磨く。23年は「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で3位タイに入っている。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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