- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- アイアンで刻むのは“逃げ”なのか!? 「ティーショットは常にドライバー」のメリット&デメリット
パー4やパー5のティーショットはコースが狭くて自信がなくても、ドライバーで打つべきなのか、それとも「スコアメイク」のためにフェアウェイウッドやアイアンで安全に刻むべきなのか。なぜ「ティーショット時のドライバー」だけが議論の的になるのでしょうか。
一番飛ぶクラブだけど「一番ミスしやすく曲がる」
本来、ゴルファー自身がクラブを自由に選択しプレーするべきですが、なぜかパー4やパー5では「ティーショットはドライバー」派と「スコアメイクならドライバーは不要」派に別れ、議論が常に行われています。
昔から「ドライバーイズショー、パットイズマネー」といわれていましたが、現代プロはドライバーの飛距離と精度の高さがそのまま成績とリンクしています。
また「アマチュアなのに刻んでばかりじゃ楽しくない」などと周りからいわれ、自由にティーショットのクラブ選択ができないゴルファーもいます。
「飛ぶけど曲がる」ドライバーは成功と失敗の差が大きく、スコアメイクの点でも使いこなすのが一番難しいと感じる人が多いようです。練習場で一番練習するクラブになっている場合も多く、常に「やさしくて曲がらず飛ぶ」ドライバーを探す気持ちも理解できます。
スペックの面では、ドライバーは一番長くヘッドが大きくて軽いので、パワーではなくミート率の高さで「うまく当てる」ギアです。「一番飛ばさなきゃいけない」ではなく、「一番飛ぶように作られている」のがドライバーというクラブなのです。
フェース面が「上下左右に丸い」から難しい
ドライバーのフェース面は、アイアン以下のクラブとは異なり上下方向には「ロール」、左右方向には「バルヂ」という丸みがついています。
この丸みがあることでボールの初速性能がアップするのですが、ショット時の「打点」によって打ち出し方向が大きく影響を受けます。
ロフトやフェースの向きは、あくまでセンター付近で打てた時だけ機能します。せっかく「つかまりやすいドライバー」を購入しても、打点がフェースのトゥ寄りでは右方向にミスしやすくなってしまいます。
「上がりやすいドライバー」を購入しても、打点がフェースの下ばかりでは低い弾道になってしまうのも当然です。大きなフェース面のセンター付近でボールを打つためには、ティーアップの高さをそろえ、自分の体とボールの距離感を調整することが必須です。
スイングそのものと同等に「当たりやすいアドレス」を心掛け練習していくことが重要になります。
ドライバーヘッドが他のクラブより大きいのは、できるだけフェースセンター付近(スイートエリア)を広くするのが主な目的です。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking