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- 練習グリーン上に大量の「苦しむミミズ」の姿… ありえない酷暑が見せるゴルフ場の驚がく風景とは?
連日ありえない暑さが続いています。先日のラウンドで、この酷暑で苦しんでいるのは人間だけではないのだと実感する出来事がありました。
朝の練習グリーンにミミズの大行列
この夏ラウンド中に見かけた光景で、「厳しい暑さに参っているのは人間だけではない」と感じる出来事がありました。

先日のラウンドで、スタート前にパッティング練習をしようと練習グリーンに行ったら、グリーン上に木の枝が大量に落ちていました。「昨日の夜、強い風が吹いたのかな」と思い、落ちている木の枝を拾おうとしたところ、よく見たら木の枝ではなくてミミズでした。体を必死に動かしながら、涼しい場所を探している様子です。
よく見ると、木の枝に見えたのは全部ミミズでした。練習グリーン一面に大量のミミズがうごめいている、なかなかシュールな光景が目の前に広がっていたのです。虫が苦手な女性であれば「キャー!」と悲鳴を上げ、逃げていくような状況です。
ちょうどそのとき同伴者の女性が筆者の姿を見つけ、近寄ってきました。筆者が「ミミズが苦手なら近づかないほうがいいですよ」と伝えたところ、「どうしてですか?」と逆に興味を示し、「うわあ、すごい数のミミズですね!」「なんでこんなに集まっているのかしら?」と目をパチクリさせていました。
この原稿を書くためミミズのことを調べたところ、ミミズは生物学的には虫ではなく、土の下に生息して土中の微生物などをエサにして生活する「環形(かんけい)生物」だそうです。
一体なぜ大量のミミズが練習グリーンに集まっていたのかというと、おそらく土の中が暑かったからでしょう。その時点でまだ朝の7時30分だったのですが、地表に出てきて快適に過ごせる場所を探していたのだと思われます。そして練習グリーンに水がまいてあることに気づき、ここなら涼しく過ごせるのではないかと、たくさんのミミズが集まってきたのです。
しかしながら、練習グリーンに水をまいているのは表面の渇きを潤すためです。水をまいておかないと、9〜10時台スタートの人たちが練習を始めるころにはカラカラに乾燥してしまいます。ミミズにとっては快適どころか、直射日光をまともに浴びる極めて過酷な環境です。ミミズはみるみるうちに弱っていきました。
人間よりもミミズよりも暑さが苦手なのがベント芝
不思議なことに、コースに出るとグリーン上に大量のミミズが集まっていることはありませんでした。各ホールに何匹かはグリーン上で苦しそうに身もだえていましたが、練習グリーンほどではありません。
その代わり、ホール間のカート道などでミミズが干からびている姿をしょっちゅう見かけました。その日はカンカン照りだったので、土の中が暑すぎて地表に出てきたのが結果的に命取りとなったようです。
このようなミミズの動きを見て、「暑いのは人間だけでなく、他の生き物も同じなんだな」と実感しました。それと同時に「土の中が暑いということは、芝生にとっても過酷な状況なのだろう」と心配になりました。
近年は猛暑によってベント芝のグリーンが枯れてしまい、砂がむき出しの状態で営業を余儀なくされるケースが相次いでいます。ゴルフ場関係者に話を聞くと、5年前や10年前のコース管理のノウハウが、まったく通用しなくなっているそうです。
「なんで夏場はこんなにグリーンのコンディションが悪いのだろう」とゴルファーは不満に思うかもしれませんが、ベント芝は元々、寒地型の西洋芝であり、高温多湿な日本の夏には適していません。品種改良によって日本の夏にも耐えられるようにしたのですが、耐久能力をはるかに超える気温と湿度が日本列島を覆い尽くしており、全国のベント芝は悲鳴を上げています。短く刈り込まれ、人間に踏みつけられるストレスに日々耐えているのです。
グリーンに水や肥料をまくのはゴルフ場の仕事ですが、グリーンのストレスを減らすことはゴルファーにもできます。夏場はグリーン上をむやみやたらに歩き回るのは控え、ピッチマーク(ボールがグリーンに着地したときにできるくぼみ)はグリーンフォークで速やかに修復し、夏バテ気味の芝生をいたわってあげましょう。
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