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- 現地の食事が口に合わない… 食事が心配な海外転戦で役立つ滞在場所選びのポイントとは?【片山純一フィリピンツアー奮闘記】
ゴルファーなら誰でも知っている米PGAツアーや日本ツアーの他にも、世界には様々な国でプロツアーが存在しています。そこで、日本ではあまり知られていないフィリピンツアーに参戦している片山純一プロに、参戦の苦労や魅力について教えてもらいました。
現地での「食」を支える巨大ショッピングモール
みなさんこんにちは、プロゴルファーの片山純一です。僕は今年、フィリピンツアーに参戦しています。
今回は3月のQスクール(予選会)を受験する時に宿泊したダバオという街のホテルについてお話ししようと思います。フィリピンのQスクールは4日間のスケジュールで開催されましたが、僕はダバオに2週間滞在しました。
日本がまだ寒い時期だったので、せっかくフィリピンに行くなら練習もしっかりしたいと考えたからです。
前半の1週間は一緒にQスクールを受験したひとつ年下の松岡啓選手とホテルに宿泊し、後半の1週間は他の日本人選手と合流して3人でマンションの1室を借りて民泊しました。前半に宿泊したホテルは日本円で1泊約6500円。入口にはドアマンがいる3.5星くらいのホテルで現地ではいい方のグレードでした。
このホテルを選んだ理由は値段がそれほど高くなかったこと、近くに「エニタイムフィットネス」があったことです。日本でも展開しているこのフィットネスクラブは、会員であれば日本以外の国でも利用することができます。しかも24時間営業ですから、ゴルフのスタート時間がどんなに朝早くてもジムで体を温めてからコースに行くことができます。
「エニタイムフィットネス」は日本やフィリピンだけでなく、アジア各国や欧米などにも展開していることもあり、会員になっているプロゴルファーは意外と多いんですよ。
また、近くに大きなショッピングモールがあったのもこのホテルを選んだ理由の一つです。海外に行く際に気になるのが食事ですよね。普通の海外旅行でも現地の料理が口に合うか合わないかは大きな問題ですが、今回はゴルフの試合のために行っているわけですからしっかり栄養をとらなければいけません。
ホテルのレストランや近くの飲食店の料理が口に合わなくてもしっかり食事できるように、ショッピングモールが近くにあるホテルを選んだわけです。
近くにあったのは「SMモール」というショッピングモールでした。現地の人の中では高級デパートのようなイメージで日本の「高島屋」のような存在だそうです。
当初は「現地のモノを食べよう」と思って「SMモール」のフードコートに行ったのですが、正直味が微妙でした。そこで、翌日からは同じモール内にあった日本食レストランに行くことにしました。
レストランの豚丼は絶品でした。日本で食べたら普通の味だと思うのかもしれませんが、現地の食べ物が口に合わなかった僕には最高でした。現地のスラム街にある屋台にいけば40ペソ(約100円)もかけずに食事できますが、豚丼は1杯400ペソ(約1000円)。僕はこれを2杯食べました。
かなり割高ですが、毎朝ジムに行ってゴルフをした後の食事ですからおいしいものを食べてお腹を満たしたかったんです。この日から僕の夕食は毎日「豚丼2杯」になりました(笑)。
片山 純一(かたやま・じゅんいち)
1989年生まれ、東京都出身。中央学院大卒業。国内ミニツアーで優勝経験有。出身校である日大一中高のゴルフ部のコーチも務める。現在はフィリピンツアーに挑戦しながら国内ツアーの出場権獲得を目指す。ツアープレーヤーとして活躍する傍ら、山田ゴルフ倶楽部(千葉県)・PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)でアマチュア向けにレッスンも行っている。 株式会社TOWA field所属。
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