- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- 東南アジア転戦における最大の心配事!? 虫嫌いプロゴルファーの「G」対策とは?【片山純一フィリピンツアー奮闘記】
ゴルファーなら誰でも知っている米PGAツアーや日本ツアーの他にも、世界には様々な国でプロツアーが存在しています。そこで、日本ではあまり知られていないフィリピンツアーに参戦している片山純一プロに、参戦の苦労や魅力について教えてもらいました。
東南アジアのホテルでは「G」との遭遇率が高い
みなさんこんにちは、プロゴルファーの片山純一です。僕は今年、フィリピンツアーに参戦しています。今回は3月のQスクール(予選会)を受験する時に宿泊したダバオのホテルについてお話しします。
以前のコラムでもお伝えしましたが、僕が宿泊したのは3.5星くらいのグレードのホテル。値段が手頃だったこと、ホテルの近くにジムと大きなショッピングモールがあったのがこのホテルを選ぶ決め手になりました。
ただ、ひとつ気になっていたことがあります。それは虫問題です。僕は虫全般が苦手で、特に日本のキッチンなどでたまに見かける「G」は本当にNG。部屋に出たら自分で駆除できないくらいのレベルで苦手なんです。
ホテルに到着した日。僕はまず「G」がいないか部屋を隅々までチェックしました。その日は遭遇せずにひと安心。しかし、1週間滞在するわけですから油断はできません。「レモンを置いておくと「G」が寄ってこない」という話を聞いたことがあったので、2日目のゴルフの後、レモンを買ってホテルに戻りました。
すると部屋に「G」が3匹! 日本で見るよりも小さく、小指の先ぐらいの大きさでしたが、鳥肌が立つくらい恐ろしかったですね。僕はすぐに別の部屋に宿泊していた仲間を呼んで駆除してもらいました。
友人が去った後、僕はレモンの匂いで部屋を充満させました。
「もう大丈夫だろう」とその日はぐっすり眠りました。しかし翌日部屋に戻ると、今度はなんと「G」が7匹……。 さすがにまた友人を呼ぶのは申し訳なかったので、意を決してスニーカーで踏み潰し、部屋の外にけり飛ばしました。
レモンを使っても効果がなかったので、僕はホテルのフロントに駆け込みました。「いくら高くてもいいから部屋を変えて欲しい!」とお願いし、空いていたのは日本円で約9000円の部屋。
6500円の部屋から2500円ほど高くなりましたが「これで『G』がいなくなるなら!」とすぐに引っ越しをしました。
アップグレードした部屋は広くてキレイ。ですが、やっぱり寝室とバスルームに「G」の姿が……。
「もう逃げることはできないんだ……」僕は観念しました。最終日まで毎日駆除しましたが、どれだけ踏み潰しても苦手意識はなくなりませんでした。ちなみに、駆除に使っていたスニーカーは、帰りの空港でゴミ箱に捨てて帰りました。
片山 純一(かたやま・じゅんいち)
1989年生まれ、東京都出身。中央学院大卒業。国内ミニツアーで優勝経験有。出身校である日大一中高のゴルフ部のコーチも務める。現在はフィリピンツアーに挑戦しながら国内ツアーの出場権獲得を目指す。ツアープレーヤーとして活躍する傍ら、山田ゴルフ倶楽部(千葉県)・PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)でアマチュア向けにレッスンも行っている。 株式会社TOWA field所属。
最新の記事
pick up
ranking