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- たかがグローブ、されどグローブ… クラブとの“唯一の接点”がスイングを左右する納得の理由
クラブやボールに比べると軽視されがちなグローブですが、スイングやストロークへの影響は決して小さくありません。また、グローブの“使い方”からは、各ゴルファーの意思や狙いまで見えてきます。
“握る力のバランス”を整えながら余計なリキみを取り除く
右打ちのゴルファーなら、「左手だけ」にグローブをはめるのが一般的です。グローブを着用する理由は、汗や雨でグリップが滑るのを防ぐ、摩擦から手を保護するといった目的に加え、右手(利き手)と左手の“握る力のバランス”を整える役割も大きいからです。
また、よりソフトに小さな力でクラブを支えられるようになるため、腕や肩の余計な力みも抜けやすくなります。

女性ゴルファーには「両手グローブ」の方も多いですが、その理由はグリップ力の補完だけではありません。日焼け対策や防寒といった意味合いも強く、最近ではオシャレにこだわるレディース向けに、指先がカットされた「ネイルカットグローブ」も販売されています。
一方、YouTubeでも人気の堀川未来夢プロをはじめ、「常に素手」でクラブを握るという、筆者的には驚いてしまうゴルファーも存在します。とはいえ、「パターやアプローチの時だけは素手」というスタイルは、アマチュアゴルファーでも決して珍しくありません。
筆者も以前までは「パターの時だけは素手」派でしたが、グローブをいちいち外したり、はめたりするのが面倒になったことに加え、むしろ外すことで手の感覚が変わってしまうのを嫌うようになったため、今では常にグローブを着用してプレーしています。
その一方で、手汗を感じたらすぐにグローブを交換し、常に心地よい状態をキープするよう心掛けています。
機能面もさることながら自分の感性にマッチするかが重要
では、グローブの有無や、その使い方にはどんな意味や効能があるのでしょうか。
ブリヂストンゴルフアカデミーでインストラクターを務める渡辺由香さんは、「グローブの有無や使い方は人それぞれですが、クラブとの唯一の接点となる“手”は、やはりスイングやストロークに大きな影響を与えます。機能面もさることながら、自分の感性にマッチするかどうかも重要です」と話します。
さらに詳しく聞いていきます。
「右利きの場合、一般的に左手よりも右手の握る力が強いため、左手にグローブをはめてグリップ力が増すことで、左右のバランスが整います。また、ショットの安定感や再現性を高める“左手主導”のスイングとの相性も抜群です」
「極端な例ですが、仮に“右手だけ”にグローブをはめたとしたら、右手が強くなりすぎて、引っ掛けやチーピンを連発するかもしれません」
「女性ゴルファーに多い両手グローブは、もちろん男性でもアリです。その大きな効能の一つが、飛距離アップにつながる可能性があること。ドラコンプロの多くも両手にグローブをしていますが、右手のスナップを積極的に使ってヘッドスピードを上げることで、飛距離アップにつなげているわけです」
筆者のゴルフ仲間にも、両手グローブの男性が1人だけいますが、自他ともに認める“飛ばし屋”だったりします。
一方、クラブを「素手」で握るメリットは、やはり「繊細なタッチを出しやすい」ことにあるのでしょうか。
「私自身、パターやアプローチの時は素手で握っていますが、やはり手や指先の感覚をフルに活用しやすく、微妙な距離感の調整に役立っていると感じます」
「通常のショットでも素手という方からは、『よりクラブとの一体感を感じられる』『むしろグローブが無いほうがしっかり握れる』『自由に動かせる』といった話を聞きますが、人それぞれの感覚なので、合う人には合うという感じでしょうか」
「一方、普段の練習であえてグローブ無しの素手を試してみることで、新たな感覚や発見を得られるかもしれません」
昨今のグローブは、素材・デザイン・機能・カラーなど、多彩なバリエーションが出そろっています。
たかがグローブ、されどグローブ。自分の感性にマッチする“運命のグローブ”、あるいは“素手”ならではのフィーリングとの出会いが、これまでのゴルフを変えてくれるかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうかいろいろと妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。
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