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- 「プロゴルファーはゴルフだけやっていればいい?」 臼井麗香と菅沼菜々のアイドルライブがゴルフ界に投じた“一石”とは
臼井麗香(うすい・れいか)と菅沼菜々(すがぬま・なな)によるアイドルユニット「Chell7(ちぇるなな)」のライブが2月1日に開催。前例のないプロゴルファーのアイドル活動だが、長い歴史を歩んできたゴルフ界に“一石を投じた”側面もあったようだ。
決して安くない8800円のチケット
「プロゴルファーなのにアイドルをやるので、ゴルフじゃないのにそうした違う面も応援してくれて、本当に感謝しています」
初のアイドルライブをやり終えた臼井麗香は、ホッと一息ついてそう語った。

2月1日、臼井と菅沼菜々が組んだユニット「Chell7(ちぇるなな)」のアイドルライブが行われた。
約500人のファンの前で「学園天国」や「会いたかった」(AKB48)、「LOVEマシーン」(モーニング娘。)のほか、多くのCM楽曲を制作する作曲家が手掛けたというオリジナル曲「だってプリンセスなんだもん」も披露。
かつては宝塚を目指していたというだけあって、キレのいいダンスはアイドル顔負け。セーラー服や白のドレス衣装もさまになっていて、またツアーとは違う一面が見られたのは、ファンにとっても新鮮だったに違いない。
それにチケット代は“8800円”と決して安い金額ではないが、ライブのクオリティーは高く、オリジナル曲にはバックダンサーも登場する力の入れようだ。さらにはビンゴゲームや客席まで降りてハイタッチをしながら歌って盛り上げるなど、ファンとの距離も近く満足度の高いライブになっていた。
ライブ開催について話し合ったのは昨年6月
今回の菅沼とのライブについて初めて話し合ったのは、昨年6月のこと。
「やろうとなってからは、本格的な舞台の練習は3カ月前くらいからで、最初に探したのは作曲家の方。歌ができて、メドレーを決めて、歌が上がってくるくらいに振り付けの方にお願いをしました」(臼井)。
やるなら徹底的に、そして本格的な舞台にしようという思いが伝わる。とはいえ、臼井と菅沼の2人はゴルフの練習をおろそかにしてきたわけではない。
「ゴルフが10で、舞台は0ですよ」。ゴルフの練習とライブの準備にかける割合について聞くと、2人はそう答えた。
「今日も朝から練習して、ライブ会場に来たのは午後4時ですから」。オリジナル曲のレコーディングを一緒にしただけで、ライブに向けた練習は個別にしていたという。
それもそのはず。現在はシーズン開幕前の大事な時期でもある。臼井は昨年初優勝を飾り「今季は2勝目をあげること」と目標を掲げ、菅沼も「昨年が不調の年だったので、前半戦でリランキングをクリアしてシード復帰したい」と意気込む。
ただ、プロゴルファーがオフにファンミーティングをすることはあっても、このようなアイドルライブを開催した例は聞いたことがない。そうなると湧いてくるのがアンチで、SNSや記事のコメント欄には「練習しろ」などと叩かれたりすることを、臼井と菅沼が気にしていないわけではなかった。
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