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- スクランブルゴルフや難しいゴルフ場への挑戦など… 枯芝シーズンにこそ試したい「上達のためのラウンド術」とは?
トップシーズンに比べてプレー代が安くて、コースが混んでいない日も多い冬季のゴルフ。もうしばらく枯芝のラウンドが続く今こそ、プレーするメリットもあります。インドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博コーチに、枯芝のラウンドで課題を見つけるポイントを紹介してもらいました。
枯芝の悪条件だからこそ見つかる課題もある
寒い時期のラウンドは夏場に比べてボールが飛ばず、枯芝のためにグリーン周りのコンディションも不安定だったりします。しかし、トップシーズンよりもプレー代が安く、比較的に空いているというメリットもあります。
コスパの冬の時期に積極的にラウンドすることでゴルフにおける課題を見つけ、上達につなげてみてはいかがでしょうか。

たとえば普段からレッスンを受けている人なら、冬の時期は単にスコアをつけるだけでなく「フェアウェイキープの回数」「30ヤード以内のアプローチ」や「パット数」も記録して、プレーの内容を確認してみてください。
枯芝の時期は、フェアウェイの芝も薄くてラフに転がりやすかったり、グリーン周りが凍っていたり、バンカーの砂が硬かったりとトップシーズンに比べてイレギュラーな状況が多くあります。
だからこそトータルスコアは平凡でも「ドライバーは狙いどおり打てた」「寄せワンがいつもより多く取れた」といった結果が出たならば、内容は決して悪くないプレーだったといえます。そして結果をスコアカードの余白に「○」「×」「△」など印をつけてみてください。
また、スロープレーにならない範囲で、スイング動画を撮影するといいでしょう。
単にスコアだけで善し悪しを判断するのではなく、具体的に「よかったこと」「悪かったこと」を覚えておきましょう。今後の練習に対する課題が明確になり、ラウンドから得られる収穫も多くなるはずです。
スクランブルゴルフなら状況判断などが客観視できる
私が行うコースレッスンでは、9ホールだけ二人一組で「スクランブルゴルフ」をプレーしてもらうことがあります。スクランブルゴルフとは、毎ショット、その組(3~4人一組でもいい)のベストボールを選んで、その場所から次のショットをまた全員が打つというプレースタイル。
たとえば二人のティーショットがフェアウェイとOBだったなら、OBの球は無視して二人ともフェアウェイにあるボールから2打目を打てるということです。

比較的プレースタイルや腕前が近い人同士でも、同じ場所から2回打てるスクランブルゴルフの方ほうがスコアはよくなります。スクランブルゴルフ未経験者は意外に思うかもしれませんが、普通にプレーするよりスロープレー防止効果がありビギナーにもオススメです。
また普段はうまくいかないとすぐ諦めてしまったり、途中からプレーが雑になるタイプの人でも、スクランブルゴルフになるとミスしても次のショットに切り替えができ、全体的に丁ねいにプレーするようになります。
いっしょにプレーしている人へ迷惑をかけたくない気持ちが働くことで、粘り強さが増すこともあるのでしょう。プレーが終わってから感想を聞くと、「いつもより不思議とプレーに集中できた」「普段よりも頭を使った」などのコメントを多くいただきます。
同じ場所から他のプレーヤーが打つことで、客観的に状況判断やプレーを見られます。それによって自分のミスの要因だったり、そのショットの難易度が見えるようになる効果があります。
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