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“匂わせ”は『サザエさん』!? 食品スーパーの「ロピア」が「フジサンケイクラシック」スポンサーに決定! 女子は中止、男子は継続の裏側とは?
開催が危ぶまれていた男子プロゴルフ「フジサンケイクラシック」(9月4~7日、山梨県・富士桜カントリー倶楽部)の存続が7月15日、正式に発表される見込みであることが関係者への取材で分かりました。
「ロピア フジサンケイクラシック」となり賞金も1億1000万円に据え置き
開催が危ぶまれていた男子プロゴルフ「フジサンケイクラシック」(9月4~7日、山梨県・富士桜カントリー倶楽部)の存続が7月15日、正式に発表される見込みであることが関係者への取材で分かりました。その裏には救世主「ロピア」の存在がありました。

本サイト「ゴルフのニュース」にて6月25日に既報のフジサンケイクラシック継続。その決め手となったのは、食品スーパーの「ロピア」(OICグループ)がタイトルスポンサーに決定したことでした。その結果、大会名は今年から「ロピア フジサンケイクラシック」となり、賞金総額も1億1000万円に据え置かれます。
昨年までに52回と、国内のスポンサートーナメントでは中日クラウンズに次いで長い歴史を持つフジサンケイクラシック。日本のゴルフ史に残る数々の名勝負を生んだ大会だけに、ここまで「開催か、中止か」とハラハラしながらその行方を見守ってきた関係者は少なくありません。
関係者が疑心暗鬼になるのも無理からぬところです。それに先立つ2月27日、毎年、静岡県の川奈ホテル富士コースで行われていた女子の「フジサンケイレディスクラシック」が、中居正広氏の一連の問題により中止になることが明らかになっていたからです。
それから4カ月後の6月25日、筆者はフジ・メディア・ホールディングス株主総会後、会見を行った清水賢治社長に、その中止の理由を直接質しました。清水社長の答えはこうです。
「今回のフジテレビの事案に関する週刊誌報道が昨年12月にあって、今年1月からの第三者委員会の調査が始まったような状況の中で、続けてそのような大会(フジサンケイレディス)を運営していくことというものは、現実問題であれば、さまざまな関係者にご迷惑をおかけしてしまうこと、そしてクライアント対してもご迷惑をおかけしてしまうことになりますので、現実的にもはやその選択は取れなかったということが第一であります」
つまりは文春の報道が12月にあり、1月に始まった第三者委員会の行方が分からないなか、とてもじゃないが開催の決断はできなかったということ。
そうなると気になるのは、9月のフジサンケイクラシックの開催と来年のフジサンケイレディスクラシックの復活。しかし、これについては「男子のほう、来年の女子についても、今のところまだ決定しているものがなく、申し上げられるようなことはございません」と明言は避けました。
もともと男子プロを応援するロピアが金銭面で背中を押した
それから20日。水面下で進行していた大会への準備が整い、ようやく主催者側から正式に大会開催を発表する運びとなったわけです。正式発表を待っていた大会関係者や地元の人々にとっても、うれしいニュースであることは間違いありません。
52回にわたり続いてきたフジサンケイクラシックの歴史を途切れさせることなく、53回目の開催へとつないだ大会関係者の努力が実った形です。
一方、こうなると気になるのは、舞台裏で何が起こっていたのかということ。事情通の関係者は「やはり、お金の問題が大きいですよ」と言ってから、こう続けました。「もし開催できなければ、申込時に支払った主管料1000万円の半金(500万円)と、賞金額(1億1000万円)の半分の違約金5500万円の計6000万円を払うことが決まっていました。そうしたところに、開催費用を負担してくれるロピアさんが現れた。もともと男子プロを応援してくれている同社が、大会開催を迷っていた関係者の背中を押してくれたということです。スポンサー離れが起きていたさなか『サザエさん』の番組スポンサーに名乗りを上げ、CMを放送した間柄でしたしね」。
大会側にとって、まさにホワイトナイトのような存在がロピアだったわけです。2月の時には第3者委員会の調査が継続中で、フジサンケイレディスの開催などとても口にできなかった状況から、逆風は徐々に弱まっていきました。株主総会も経て、7月を境に大手スポンサーのCM再開も決まり、ようやくフジサンケイクラシックの継続を発表できるまでに回復したと解釈できるかもしれません。
筆者は発表前日の14日午前10時過ぎ、ロピアに今回のスポンサードについてコメントを求めました。しかし、同日21時現在、まだ返信は来ていません。「ロピア フジサンケイクラシック」開催への思いをできるだけ早く聞きたいところです。
取材・文/小川朗
日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
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