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- おじさんはなぜ若い女性とゴルフをしたがるのか? ラウンド同伴サービス活況の理由を探る/木村和久『ゴルフ=レジャー宣言』
いつもはおじさん同士のゴルフでも十分エンジョイできているものの、たまには若い女性と回りたいという男性は少なくないようです。ゴルフを筆頭に、平成~令和の日本を縦横無尽に遊び尽くしてきたコラムニストの木村和久氏が、浅いのか深いのかよく分からないこの問いを考察していきます。
社会的地位も築いた、ゴルフもうまくなった、次に求めるのは…
ゴルフをレジャーや社交ツールと考えているおじさんたちは、社会的地位も築いた、ゴルフもうまくなった、ひとつここらで若い女性とラウンドできたら楽しいなと思うようです。今回はゴルフの女性同伴ラウンドにまつわるお話をします。
1)一人予約の女性優遇サービスが激減した悲しい経緯
ゴルフ場予約のサービスで「一人予約」ってありますよね。一緒にゴルフをする人がいない場合、一人予約のサイトに申し込み、組み合わせでプレーできるサービスです。
その一人予約が今年の前半頃まで、最初の女性の予約者はグリーンフィー無料(諸経費別、実質数千円引き)みたいなことをやっていました。
「すご~い! ほぼタダでゴルフができるなんて。じゃ、行こうしら」と思う女性が結構いました。今度はそれを見た男性客がホイホイ付いて行くわけです。運営側にとっては、女性同伴効果で1組4人がプレーすれば、たとえ女性をタダにしても3人分の売り上げがあり、十分採算が取れました。
しかもご丁寧に、エントリーする女性の年齢層もプロフィール欄に書いてあります。男性ゲストからしてみれば、「30代の女性がエントリーしている、これはひょっとして恋が芽生えるかも」と、淡い期待が膨らんだりして。このサービスは女性がタダ同然でお得、男性はロマンを感じられると双方にウケたのです。

ところが、今年の半ば頃から急激にサービスが減り、今は第一予約者の男女は500~1000円引き、みたいな微妙なことになっています。
どういうことかというと、若い女性がエントリーしました。「ヤッホ~」と男性が3人ホイホイ参加します。いざゴルフ場に行くと、第一予約者の女性はキャンセルして、影も形もなかった。そういうことが起きました。
実はサクラじゃないか? あるいは、おじさんたちのあまりのガッツキぶりに女性がビビッてしまったとかね。
そもそも、女性を優遇して男性への“撒き餌”のように利用するのは、女性を商品化しており、男女差別だという意見もあります。結局、いろいろあってやめたようです。
2)ゴルフマッチングアプリの隆盛
けど、女性とゴルフをしたがる男性は依然存在するようで、最近はこんなのが流行っています。
最近はゴルフマッチングアプリという便利なものが出回って、それに登録すれば気軽に同伴メンバーが見つけられます。多くのアプリはマジメに運営し、純粋にラウンド仲間を作ったり、コミュニティーで情報交換したりしています。けど一部のゴルフマッチングアプリは、女性と一緒にラウンドすることを主な目的として営業しているようです。
その場合、もしうまく女性とマッチングができたら、プレーフィーは男性持ち、あるいは同伴ラウンドのお礼としてお金を払うことも。
要するにギャラ飲みと同様なことをやっているわけで、グレーゾーン的サービスと言えます。だから、あとは直接現場で交渉して下さい、みたいな世界かも知れません。
果たしてゴルフマッチングアプリで素敵な女性がやってくるのか。ただ一つ言えることは普通に安いアプリで申し込んで、絶世の美女が現れ、意気投合して交際に発展することは……まずないです。夢を壊してすみませんね。
3)まっとうな女子プロとラウンドしよう
そんなに若くてゴルフ上手な女性とラウンドをしたいなら、いっそのこと大手ゴルフ場グループなどがやっている、プロゴルファー(ティーチングプロも含む)とラウンドする企画に申し込んではいかがですか。
過去に一度体験したのですが、驚くほどためになるし、楽しいですよ。まず、予算ですが2~3万円というところでしょうか。しかもその料金にはプレーフィーが含まれており、無茶苦茶リーズナブル。教えてくれるのは女性のプロゴルファーですが、たまに男性もいます。
実際に参加したのは、PGMがやっている「withGolf」というもの。まずスタート前に軽くミーティングをして、自分の弱点や悩んでいるところなどを述べます。あとは一緒に楽しくゴルフをするだけ。
そしてお昼から、プロがワンポイントでアドバイスをしてくれます。そのひと言が凄く的確で、目からウロコ状態。やっぱりプロの洞察力と伝達力はスゴイ。長年の悩みが解決しましたからね。
4)女性とゴルフをしたがる心理
われわれ男性はなぜ女性とゴルフをしたがるのか? 見栄の部分はあると思います。自分はこんなに素敵な女性と一緒にゴルフをしているんだとね。実際、もしプライベートで若い女性とゴルフをしたら、朝早く彼女の家へ迎えにいってピックアップ、送迎のしんどさもあり。当然、無理してラウンドをしていただくから、プレー代はタダとかね。男側としては自分が甲斐性あるんだと言いたいのでしょう。
世話好き、社交好き、若い女性好きだけど、個人的にコネクションがないから、女性と同伴ゴルフをするサービスに頼るのです。
実際、日本各地のゴルフ場のイベントで、プロとラウンドする企画、プロアマが大流行り。
レッスンにしても、頭ごなしにマウントしてくるベテランおやじに教わるくらいなら、若い女性に優しくアドバイスしてもらった方が良いのです。
女性同伴サービスは、怪しいアプリに頼るより、真っ当なプロとラウンドした方が数倍役に立つし楽しいですよ。
文/木村和久
1959年生まれ、宮城県出身。株式投資から大衆文化まで、さまざまなジャンルで“現代”を切り取るコラムニスト。有名ゴルフ媒体へも長く寄稿してきており、スイング理論やゴルフ場設計にも造詣が深い。近年はマンガ原作者としても活躍。
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