- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- 1月1日から導入の新しいローカルルールは大胆な“実質的ルール変更”がいくつも! 25年に起きた“悲劇”に適用すると?
R&AとUSGA(全米ゴルフ協会)がこの1日1日から採用を認めた、新しい「ローカルルールひな形」には驚きの実質的な“ルール変更”が複数含まれています。
ボールを動かしたことに気づかずプレーし、「誤所からのプレー」で2罰打
R&AとUSGA(全米ゴルフ協会)がこの1日1日から採用を認めた、新しい「ローカルルールひな形」には驚きの実質的な“ルール変更”が複数含まれています。詳しくは日本ゴルフ協会のオフィシャルサイトから「2023ゴルフ規則の追加の詳説」のページを開いてもらうとして、そのなかから今回は国内外のツアートーナメントでしばしば問題(騒ぎ?)になる規則9.4「プレーヤーが動かした球」にまつわる新しいローカルルールを紹介します。
このローカルルールが適用されるだろう例は、これまでにも少なからずあり、そのプレーヤーに同情が寄せられてきました。最近では昨年の全英オープン2日目に起きた出来事があります。

12番パー5でのこと。歴代チャンピオンのシェーン・ローリーはラフからの第2打を打つ前に、ボールのすぐ横で素振りを行ったところ、ボールがほんのわずか動いてしまいました。しかし、本人はそのことにまったく気づかず、そのままストロークします。一方、その様子をテレビ中継の映像で確認したR&Aはローリーの素振りが原因でボールが動いた、しかもそれは肉眼で認識できる動きだったと判断。
そこでルールオフィシャルはラウンド後にローリーとともに映像を確認。協議の末、ローリーも自分が原因でボールが動いたことを認め、そして彼はそのボールをリプレースせずにストロークしたので、結果「誤所からのプレー」で2罰打を課せられました。
この裁定についてローリーは「何が起こったがまったく知らなかった。素振りでボールが動いたのは見えなかった。でも、(違反を認めないと)SNSでチートした(不正行為をした)と騒がれるだろう。それは絶対に避けたかった」として、納得はしていないが、やむを得ず認めたことを明かしています。
まったく気づかなかった場合は誤ってボールを動かした1罰打だけに
ローリーのようなケースであってもジェネラルルールの原則は、「プレーヤーの行動がそのプレーヤーの球を動かす原因となった場合、そのプレーヤーはプレーする前にその球をリプレースすることを求められます。このことはプレーヤーが、自分が原因となったかどうか確信がない場合や、球が動いたかもしれないことに気づいていない場合であっても同様です。なぜなら、プレーヤーが自分自身の違反を知らなかったとしても、規則9.4aに基づくリプレースの要件が免除されるわけではないからです」と、厳格にリプレースを求め、それを怠った場合は「誤所からのプレー」の違反が適用されます。
しかし、今回の新しいローカルルールひな型 E-14では、「ストロークを行う前に球が動いたかもしれないことにプレーヤーが全く気づいていないという限定的な状況において、委員会は、プレーヤーの認識不足により球をリプレースすることを検討する理由さえなかった状況に対処するため、このローカルルールを採用することを選択できます」とされています。
そして、本人にその認識がなかった場合に限って、「プレーヤーが止まっている自分の球を動かす原因となり、球が動いたことにも、動いたかもしれないことにも気づいていなかったために、次のストロークを行う前に球をリプレースしなかった場合、そのプレーヤーは規則9.4bに基づく1罰打を受ける。しかし、後になってそのプレーヤーが球を動かす原因となったことが判明しても、誤所からプレーしたことにはならない」として、課せられるのは、ボールを動かす原因となったことに対する1罰打のみ。その結果の「誤所からのプレー」については免除となります。
PGAツアーでは今季からこのローカルルールを採用。ツアーが定める「競技の条件」(通称:ハードカード)に記載されています。国内ツアーもこれにならうのでしょう。
文・小関洋一
出版社、編集プロダクションを経て83年からフリーランスライターに。テレビ誌・トレンド誌などで主にスポーツに関する記事を執筆。テレビ、ラジオのスポーツ番組の構成も手掛ける。その後はゴルフ誌やネットメディアで内外の最新情報やゴルフ場レポート、ルール解説を執筆。JGAやKGA競技のオフィシャルライターも務める。東京ゴルフ倶楽部や日本ゴルフ協会の年史制作に携わっており、ゴルフ史に関する執筆機会も多い。
最新の記事
pick up
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
ranking











