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- 初めてゴルフ練習場に誘われたとき最低限必要な道具って何?
新型コロナウイルス流行によってゴルフを始める人が増えている。三密を避けられるスポーツとして注目を集め、2020年夏ごろから新規ゴルファーの姿を練習場やゴルフ場で多く見かけるようになった。そこで、初めてゴルフ練習場に行くときに、最低限必要なものを調べてみた。
最近は「手ぶらでOK」がスタンダード
私が個人的に通っているインドアゴルフスクールは2020年4月初旬から5月末日まで新型コロナウイルス感染症対策のため臨時休業となり、6月1日に営業再開した後も客足がしばらく遠のいていたが、7月ごろからお試し無料体験の参加者が増え始めた。
このスクールはお試し無料体験を常時実施しており、クラブもシューズもグローブもすべて無料でレンタルしてくれる「手ぶらでOK」のスタイルなので、スーツ姿の男性やヒール姿の女性が頻繁に訪れるようになった。そして施設やレッスン内容が気に入れば入会し、定期的にレッスンに通うようになる。
同社の広報に話を聞いたところ、2020年4~5月は会員数が一時的に減少したものの、6月以降は会員数が増加に転じ、20年末時点でグループ全体の会員数が2000人以上増えたという。
レッスンに通い始めてからも道具はすべて無料でレンタルできるので、手ぶらで通い続ける人もいる。ただ、シューズとグローブのレンタルに抵抗感がある人が多いようだ。
シューズはゴルフ用のソフトスパイクやスパイクレスシューズを持参する人もいるが、ほとんどの人はスニーカーを履いたり持参したりしている。そしてグローブはカバンなどに入れて持参し、クラブのみをレンタルしてレッスンを受けている人が多数を占めている。
ただ、レッスンに通うのはそれなりに費用がかかるので、ゴルフを始める際は経験者のエスコートで練習場を訪れ、その人のクラブを借りてボールを打つというのが圧倒的に多数派なのだろう。
そのとき「道具は全部貸してあげるから、手ぶらで来ればいいよ」と誘われたら、本当に手ぶらで行っていいのだろうか。
「グローブ」だけは持って行ったほうがいい理由
シューズはスニーカーを履いていけばいいし、クラブも借りればいいが、グローブは「貸してあげる」と言われてもサイズが合わなければ使えない。体型が似ていても手の大きさは意外と違うので、グローブを借りるのは難しい。そうなると素手で練習することになる。
素手で練習すること自体、まったく問題はない。1回限りの練習で、短時間のみの体験であれば素手で構わないだろう。
でも、これから継続的にゴルフの練習をしようと考えているなら、やっぱり一度は自分の手に合ったグローブを購入してみたほうがいい。
なぜグローブをするかというと、そのほうが滑りにくいからである。以前はゴルフ練習場で初心者がクラブを放り投げてしまうことが結構あった。
「クラブを回収しますので(ボールを打たずに)しばらくお待ちください」というアナウンスが流れ、みんなが練習を一時中断し、係員がクラブを取りに行く。その間、クラブを放り投げた本人は顔から火が出るほど恥ずかしそうな表情で状況を見守っていた。
最近あまり見かけなくなったのは、グリップの溝がツルツルになるまでクラブを使う人。グリップ自体の性能もかなり向上したのだと思うが、素手で練習しているとこういう事故が起こらないとも限らない。
マイグローブが上達への近道になる
それと、ゴルフを始めると「グリップを柔らかく握りなさい」と教わるが、これが感覚的な表現なので体得するのが難しい。
プロゴルファーは「ヒヨコを潰さないように握る」とか「卵を割らないように握る」など、とにかくいろいろな言い回しを使って柔らかく握るコツを表現しようとするのだが、初心者には今イチ伝わらない。
なぜならグリップを柔らかく握り、ボールを打つときにヘッドを走らせる感覚というのは、ある程度上手に打てるようにならないと身につかないからである。初心者はただでさえグリップを強く握ってしまうのに、クラブが滑りやすい状態で練習を続けるのは上達の妨げになる可能性が高い。
そんなわけで、ゴルフの練習に誘われたらスポーツショップへ足を運び、ゴルフコーナーで最も安いグローブでいいから1枚購入したほうがいい。おそらく1000円以下で入手できると思う。ゴルフを長く続けるかどうか分からない人も、それくらいの金額であれば初期投資としてそれほど負担にならないだろう。
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