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- 今季6勝の古江彩佳が使っている契約外のクラブとは? 新ドライバーも好調
TOTOジャパンクラシックで今季6勝目を挙げ、賞金女王争いで1位の稲見萌寧選手に肉薄した古江彩佳選手。昨年の大ブレイクから約1年間勝てなかった古江選手が復活できたのは、スイングや肉体だけでなくクラブセッティングの改善もあったようです。
パターと6番UTだけテーラーメイドに
TOTOジャパンクラシックで今季6勝目を飾った古江彩佳選手。獲得賞金は2億3000万円を突破して、1位の稲見萌寧選手に約400万円差まで迫っています。

2020-21シーズンの現時点までに6勝を挙げている古江選手の活躍を振り返ると、昨年の9~11月に3勝をマークしたあと約1年間優勝から遠ざかりました。今年の10~11月にかけて突如爆発し3勝を挙げましたが一時期勝てなくなっていた古江選手が今年挙げた3勝に大きく貢献したのがパターです。
古江選手はブリヂストンスポーツとクラブ契約をしていますが、パターと6番ユーティリティーだけはテーラーメイドを使っています。
ちなみに女子ツアーではテーラーメイドの「トラスパター」を使っている選手が多いですが、古江選手が今年10月以降に使っているのは同メーカーの「スパイダーX チョークホワイト」。このパターはスチールフレームにカーボンソールを組みあわたことで安定性を高め、さらに大きなホワイトライン(白線)によるアライメント効果でスクエアに構えやすいのが特徴です。
米PGAツアーではローリー・マキロイ選手も同シリーズを使っていました。このパターを使い始めてからの古江選手は、元々得意だったパッティングが絶好調となり、現在は平均パット数がツアー第1位。パッティングの好調ぶりが勝利につながったと言えるでしょう。
もう1本、テーラーメイドのクラブを入れているのがユーティリティーです。昨年まではブリヂストン「ツアーB JGR HY」の4U、5Uを入れていましたが、今年は4Uは「ツアーB JGR HY」のままですが、5Uの「ツアーB JGR HY」を抜いています。代わりに入れたのがテーラーメイドの「SIM2 MAX」の6Uです。この6Uは距離のあるパー4の2打目やパー5でしっかりパーオンしたいときに使うことが多く、6Uのナイスショットでバーディーを奪ったホールが増えています。
また今秋以降に変えたのがドライバーです。古江選手はなかなかクラブを変えない選手として有名。ドライバーも2018年以降、約3年間にわたって「ツアーB XD-3」を使っていましたが、今年の9月後半から新モデルの「B1」を投入。そこから新ドライバーですでに3勝を挙げています。このドライバーについて古江選手はこう語っています。
「以前のドライバーは長く使っていたのですが、自分のスイングが悪いこともあって、なかなか思ったような球が打てなかった。それなら思い切って替えようかなと思ったのが良かったです」
古江選手だけでなく、実は現役女子プロには「調子が悪いときに、新モデルを投入する」という選手が多いです。アマチュアゴルファーの皆さんも、ラウンドでミスが多かったクラブから、新クラブ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
【古江彩佳選手の最新セッティング】
ドライバー B1(10.5度-フジクラ スピーダーNX)
3W ツアーB JGR(15度-スピーダーⅣ 569-S)
7W ツアーB JGR(21度-スピーダーⅣ 569-S)
4U ツアーB JGR(22度-MCH60S)
6U SIM2 MAX (28度-MCH60S)
アイアン ツアーB X-CB(6I-PW-MCIブラック80S)
AW BRMウェッジ(50度-MCIソリッド85S)
GW BRMウェッジ(54度-MCIソリッド85S)
SW BRMウェッジ(58度-MCIソリッド85S)
パター スパイダーX チョークホワイト
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