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コラム

ウッズ親子に注目が集まる中 ファンを魅了したもう一つの父子対決があった!【舩越園子の砂場Talk】

2021.12.23 舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
タイガー・ウッズ

万全とは言えない状態で「PNCチャンピオンシップ」を復帰戦に選んだタイガー・ウッズ。結果は2打差の2位と大健闘だったが、息子・チャーリーくんと出場するこの大会への想いとは? そして、復活のウッズとともに注目を集めたもう一つの父子物語があった。

ウッズ復活を早めたのは「息子とPNCに出たい」という想い

 12月18日と19日に米フロリダ州オーランドのリッツ・カールトンGCで開催されたPNCチャンピオンシップは、今年2月の交通事故以来、タイガー・ウッズが初めて挑む「復帰戦」として注目を集め、12歳の長男チャーリーくんとともに戦う父子の奮闘ぶりに世界中のファンの視線が注がれた。

 ウッズ父子は、優勝には2打及ばず2位になったが、成績はさておき、あの交通事故で重傷を負ったウッズが再び試合の場に復帰できたこと、チャーリーくんと父子の絆を一層強めることができたこと、そして、その姿から私たちみんなが元気をもらったことは、素敵なクリスマス・プレゼントになったのではないだろうか。

PGAの公式ツイッターでも紹介されたウッズ親子の感動的なハグシーン 写真:Getty Images

 それにしても、親子で挑むPNCチャンピオンシップという大会が米ゴルフ界に存在してくれていて、本当に良かったなと、つくづく思う。

 もしも、この大会が存在していなかったら、ウッズとチャーリーくんがそっくりな仕草とそっくりなスイングを披露して大きな話題になった昨年大会もなかったことになる。

 あのときチャーリーくんは、まだ11歳の最年少選手で、ウッズはチャーリーくんがスポットライトを浴びながらプレーすることに耐えられるだろうかと心配し、「僕はそれはそれはナーバスだった」。

 だが、チャーリーくんは緊張もプレッシャーも見事に吹き飛ばし、パー5でイーグルを奪って、父親そっくりのガッツポーズまで披露。昨年の成績は7位だったが、「来年は優勝するぞ」と心に誓い、以後は一生懸命に練習していた。

 ウッズもチャーリーくんの指導に精を出し、2人で今年のPNCチャンピオンシップ出場と優勝を目指してきた。

 あの交通事故は、その矢先に起こり、当初は命さえ危ぶまれた。だが、右足に重傷を負ったウッズが、辛いリハビリを乗り越え、わずか10か月でPNCチャンピオンシップ出場が叶ったことは、ひとえに「チャーリーとPNCチャンピオンシップに出たい」という父親としての想いの賜物だった。

 もしもPNCチャンピオンシップが存在していなかったら、昨年大会に出ることも、今年の大会出場がリハビリの強いモチベーションになることも、きっとなかったのだと思う。

ウッズ以外に注目を集めたもう一つの物語

 そんなふうにウッズ父子にとってPNCチャンピオンシップは特別な意味のある大会になったが、この大会と特別な関りを持っている選手や親子は、ウッズ父子以外にもたくさんいるから面白い。

 今年の大会で優勝したのはジョン・デーリー父子だったが、同じフィールドにニック・プライス父子も出場していたことは、ある意味、運命的な出来事に感じられた。

ウッズ親子を抑えて優勝を果たしたジョン・デーリー親子 写真:Getty Images

 1991年の全米プロで、当時のスーパースターだったプライスは、初産を控えていた愛妻が予定より早く産気づいたため、開幕直前で棄権を表明。そのおかげで補欠の9番目から繰り上がり出場することになったのが、当時無名のデーリーだった。

 アーカンソー州の自宅にいたデーリーは、ポンコツ車のハンドルを自ら握り、インディアナ州のクルックドスティックを目指して夜通し運転。

 初日の朝、スタートぎりぎりで試合会場に辿り着いたデーリーを、プライスの相棒で名キャディだったジェフ・“スクイ―キー”・メドレンが見事に支え、初出場にして初優勝へと導いた。無名選手からメジャー・チャンピオンに輝いたデーリーは“シンデレラ・ボーイ”と呼ばれ、一世を風靡した。

 もしもプライスが棄権していなかったら、デーリーはあの全米プロに出ることすらなかったのだ。そんな因縁のある2人が、30年の歳月を経て、どちらも息子を伴って同じ大会に出場し、そしてデーリー父子が優勝したというストーリーに、米ゴルフ界の歴史の深さや大きさをしみじみ感じさせられる。

 そう言えば、PNCチャンピオンシップはPGAツアーのアンオフィシャル大会(非公式戦)と呼ばれているが、PGAツアーにおける正式な位置づけはシニアのチャンピオンズツアーの大会とされている。

 なぜ、そうなったのかと言えば、PNCチャンピオンシップの前身大会である「ファザー&サン・チャレンジ」創設のアイディアの生誕地がシニア・プレーヤーズ選手権の会場だったからだ。

 世界的なマネジメント会社、IMGのエグゼクティブが1995年のシニア・プレーヤーズ選手権会場におもむいた際、出場選手だったジャック・ニクラスやレイ・フロイド、デイブ・ストックトンらが息子のゴルフの成績を気にかけては電話している様子を見て、親子のゴルフ大会を創ろうと思い付いた。そして、ファザー&サン・チャレンジが創設された。

 以後、メジャー・チャンピオンに輝いた選手たちは、息子や娘を伴い、誇らしげにファザー&サン・チャレンジに出場するようになり、それはPGAツアーのオフシーズンに見られる風物詩になった。

 その風物詩に自分たち親子が登場することは、メジャー優勝に輝いた選手たちの一流の証となり、ステイタス・シンボルにもなってきた。

 だからこそ、この大会は非公式戦でありながらも四半世紀以上に亘って開催され続け、タイトル・スポンサーもついて、大会名があらためられ、PNCチャンピオンシップと呼ばれるようになった。

米国らしい今大会が四半世紀以上続いているワケ

 親子で挑む大会が、そうやって大切に育まれ、社会からも支持され、守られながら続いていることは米ゴルフ界の文化と言っていい。

 大会における成績はポイントやランキングには反映されないが、それでもきっちり賞金は支払われ、その額が想像以上にビッグである点が、いかにもアメリカらしい。

 ちなみに今年の大会の賞金総額は108万5000ドル(約1億2260万円)。デーリー父子の優勝賞金は20万ドル(約2260万円)で、2位のウッズ父子の賞金は8万ドル(約904万円)。最下位の20位だったリー・トレビノ父子でも4万ドル(約452万円)をゲットした。

 そんなお楽しみ大会を四半世紀以上も守り続け、これからも継続・拡大していくことを、米ゴルフ界の人々や大会関係者は「我が役割」「我が使命」だと感じている。

 その姿勢と文化は、そっくりそのままでは日本には当てはまらないかもしれないが、「日本流」に形を変えてアレンジし、日本社会に浸透してくれたら、日本のゴルフ界はもっともっと楽しくなるのではないだろうか。

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