スコアアップにも効果あり!? ボールに「マーキング」するべき理由 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

スコアアップにも効果あり!? ボールに「マーキング」するべき理由

ゴルフボールには、メーカー名・モデル名・番号などが印字されています。しかし、プロが試合で使用するボールを見ると、ペンなどを使って新たに「マーキング」をしていることが多くあります。どんな理由から、ボールにマーキングをするのでしょう?

ボールの識別が一番の目的

 ゴルフでは、さまざまなメーカーから専用のボールが販売されています。メーカー名、モデル名、数字が印字されているものの、基本的に真っ白な球体ですので、パッと見でボールを識別するのはかなり難しくなっています。

プロはそれぞれ独自の「マーキング」を行っていることが多いです。自分なりの方法を見つけてみるのはいかがでしょう?

 そのため、ラウンド中に自分のボールと勘違いして、同伴者のボールを打ってしまう「誤球」のミスが多く見られます。特に初心者ゴルファーはプレー中に余裕がなく、焦ってショットしてしまい、誤球するケースが多くなりがちです。

 誤球をしてしまうと、ストロークプレーの場合は2打罰が課せられ、改めて自分のボールでプレーし直さなければいけません。スコアを作る上でこれはかなりの痛手でしょう。ちなみにマッチプレーの場合、誤球したホールはその時点で負けとなります。

 こういった誤球のミスを避けるために、ボールに「マーキング」することをおすすめします。

 たとえば、ボールに印字されたメーカー名と数字の間にマジックで点を打ったり、星やハートマークを書き込んだりすることです。ボールのメーカーやブランドに関係なく、自分のボールが識別しやすくなりますし、同伴者に誤球されるリスクも低減することができます。

 また、同じマーキングで統一せず、何パターンかに分けておくのも有効です。OBの危険がある時に「暫定球」を打つ場合は、最初に打った本球としっかり区別する必要があります。その際、1球目は「星マーク」、2球目は「〇」といった感じで分けておくと、ボール探しの際に本球と暫定球の判断がしやすくなります。

 JGAの公式規則6.3aでも「プレーヤーはプレーしようとする球に識別マークを付けるべきである」とあり、ボールへのマーキングを推奨しています。

パッティングに役立つマーキングもある

 マーキングは、ボールを識別するだけでなく、スコアアップに活用することもできます。たとえば、ボールに「線」をマーキングすることで、狙った方向に真っすぐ構えやすくなります。

 特に活用したいのがパッティングです。グリーン上では、完璧にラインが読み切れたとしても、正しい方向に構えられなければカップインはできません。裏を返せばマーキングを活用し、アドレスの精度を高めることで、カップインの確率が高まるわけです。

 まず、ボールに5ミリ程度の太さで1本線や矢印をマーキングしましょう。線を書き込むための専用の器具も市販されており、中にはより方向性を高めやすい複数の線が書き込めるものもあります。線を引いたら、ボールの後方からカップを見て、マーキングした線を打ち出したい方向にセットします。そしてストロークの際には、その線に対して、フェース面やツマ先の向きをセットしていきます。何の目印もなしにアドレスするよりも高確率で狙った方向に構えられるようになるでしょう。

 実際、プロゴルファーの多くが、マーキングした線を真っすぐ構えることに活用していますから、その効果の高さはお墨付きです。

 その他にも、線のマーキングがあることで、ボールの回転が確認しやすくもなります。線に対して真っすぐ構え、真っすぐ打ち出せたなら、ボールはきれいな直線を描きながら転がるはず。正しくストロークできたかをしっかり確認することができるわけです。

 ただし、ボールに線をマーキングする方法には向き・不向きがあると村井良行プロは話します。

「パッティングではフェース面を真っすぐ向けなければならず、そのためにボールの線を活用するのが一般的です。しかし、線があることで打ちやすいと感じる人がいる一方で、線があると打ちにくいと感じて力んでしまう人もいます。これは好みの問題ですので、まずは一度試してみて、自分に合うかどうか判断しましょう」

 マーキングは、ラウンド中の誤球を回避し、スコアアップにも役立ちます。さまざまなマーキングを試して、自分に合ったものを見つけましょう。

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