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- 2つの「クリーク」は語源が一緒? それとも違う? 覚えておきたいゴルフ用語の“同音異義語”
ゴルフ用語として耳にする機会も多い「クリーク」。このクリークには2つの意味があり、状況によって意味が変わってきます。ゴルフのクリークにはどのような意味や使い方があるのでしょうか?
クリークの語源は「鍵をかける音」?
ラウンドしている中で「クリークで打つ」もしくは「クリークに入った」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、ゴルフ用語であるクリークには2つの使い方があり、それぞれ意味合いが異なります。
まず、「クリークで打つ」という場合の「クリーク」には、5番ウッドで打つという意味があります。英語で表記すると「Cleek」で、5番ウッドの愛称として愛好家の間で広まっています。
番手ごとにクラブには名称がついており、クリークの語源は音からきているとされています。鉄製のクラブでボールを打つ音が、鍵を掛ける際の音を表すクリック(Click)音と似ていることから「クリーク」と呼ばれるようになったようです。
クリーク以外にも、1番ウッドではドライバー、3番ウッドはスプーンと、クラブには数字以外の別称がつけられていることがあります。何気なく使っているゴルフ用語ですが、ユニークな理由が語源となっているケースも多いようです。
次に、「クリークに入った」の場合の「クリーク」の意味合いについてです。この場合のクリークは、小川のことを指しており、多くの場合で赤杭で示されるレッドペナルティーエリア(旧ルールではラテラルウォーターハザード)にボールが入ってしまったことを意味します。
英語で表記すると「Creek」となり、先程のクリークで打つという意味合いの「Cleek」と、カタカナにしたときの読み方は同じですが、英語にするとスペルも意味合いも違います。
赤杭の表示されたクリークにボールが入ってしまった際は、1罰打のペナルティーを受けた状態で救済を受けることができ、救済には3通りの方法が挙げられます。
1つ目は、元の位置にドロップして打ち直す方法です。ティーショットの場合は、ティーアップして打ち直すことが一般的となっていますが、ティーアップせずにそのまま打ち直すことも可能です。
残り2つは、池に入った地点とピンを結んだ後方線上にドロップして打つ方法と、池に入った地点からカップに近づかない2クラブレングス以内でドロップする方法があります。後方線上の場合は距離の指定はないため、好きな距離だけ下がって良いことになっています。
他にもある!2つの意味を持つゴルフ用語
一方、クリークほどまったく異なる意味ではなくとも、微妙に違う2つ以上の意味があるゴルフ用語はいくつか挙げられます。初心者の方などは、どちらの意味か分からずキョトンとしてしまう場合もあるでしょう。
ひとつ目は「イーブン」で、これはストロークプレーとマッチプレーで使い方が異なってきます。ストロークプレーで使用する場合、全18ホール72ストロークを規定打数である72ストロークでプレーを終了した際に「イーブンパー」と言います。
一方、マッチプレーにおいて、全ホール終了時の勝利数が同じだった場合にも、「引き分け」という意味合いで「イーブン」が使用されます。イーブンとなった場合は、勝敗がつくまで延長戦を行います。
次に、ボールをマークする道具としての意味で使われることが多い「マーカー」についてですが、これにも「スコアを記入する人」という、もう1つの意味があります。大会など正式な試合としてゴルフが行われる場合、スコアを記録する人のことをマーカーと言います。
練習や仲間同士でラウンドをする際は、自身でスコアを数えますが、正式な試合の場合はマーカーがスコアを数えます。マーカーとなる人は、大会ごとに委員会から指名、もしくはプレーヤーが選択する場合もあります。
また、もう一方の「マーカー」は、ボールの位置を把握するために置くマークのことを指します。主にグリーン上で使用し、自分のボールがプレーの邪魔にならないようにするために置くアイテムです。マーカーのデザインやサイズに特に規定はないので、プレーの邪魔にならないものであれば使用可能です。
最後に、「ソール」にも2通りの意味があります。ひとつ目は「クラブヘッドの底部分」で、もうひとつは「クラブを地面につける」という意味合いがあります。
クラブヘッドの底の部分を表すソールは、ショットに関わってくる大切な部分であり、クラブ購入の際はソール幅や角度、形状を意識して選んだほうが良いとされています。そして、そのソール部分を地面につける行為自体も「ソール」と表現されることがあります。
ゴルフ用語は意味合いによって、使う頻度が高いものや聞き慣れないものなどさまざまですが、用語の意味を覚えておくことで、より深くプレーについて理解できるでしょう。スキルに限らず、ゴルフ用語に関する知識も磨くと、コミュニケーションの幅が広がるきっかけとなるかもしれません。
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