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- 令和のコースデビュー目安、バブル期の「トラック1杯分球を打て!」からどう変化?
「全番手がまともに当たるようにならないとコースデビューできない」と思い込んでいるビギナーは多いかもしれません。実際に、コースデビューにはどのくらいの実力が必要なのでしょうか?
コースデビューまでどのくらい練習すればいい?
「4月から新社会人になったことをきっかけに」「コロナ禍での運動不足解消のために」ゴルフを始めたという人も少なくないかもしれません。
最近では若者ゴルファーも増加傾向にあり、広大な自然の中で18ホールを回るゴルフは、お昼休憩やラウンド後のお風呂を含めて、老若男女が楽しめるスポーツとして人気が上昇しています。そんなゴルフのラウンドですが、どのくらい打てるようになれば、コースデビューしても良いかというのは、あいまいで気になるところです。
もし、実力が伴っていない状態でコースデビューをしてしまったら、同伴者に迷惑をかけるのではないか、後続の知らない人を待たせてしまうのではないかと、ビギナーなら誰しも不安に思うところです。では、具体的にどのくらい打てるようになれば、コースデビューして良い実力と言えるのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。
「週1、2回の練習を3カ月間続ければ、だいたいコースデビューをしても問題ないくらいには打てるようになります。よく、ドライバーを含めたすべてのクラブでボールを真っすぐ打てるようにならなければ、ラウンドをする資格がないと勘違いしている人がいます。しかし、すべてのクラブをある程度打てるのであれば、100切りが余裕でできてしまうレベルです。初ラウンドでそんな人はほとんどいません。あまり完璧を求めすぎるといつまでもコースデビューできません」
アイアンが1本打てるだけでも、コースデビューは可能であると関氏は話します。
「極端な話、7番アイアンで100Yくらいを真っすぐ打てるのであれば、コースデビューすることはできます。逆に、ドライバーやフェアウェイウッドなど、比較的に難易度が高いクラブを使用することは、OBやミスショットを連発してしまい、スコアが崩れる原因となります。ドライバーをラウンドで必ず使用しなければいけないわけではないので、自分の得意クラブを見つけて、柔軟にプレーしましょう」
見栄を張ってドライバーをティーショットで必ず使用して、OBを連発してしまうぐらいなら、自分が現段階で一番得意としているクラブを使用したほうが、スコアも時間も縮めることができるということです。
このような考え方は、スコアを縮めていく上では非常に大切になってくるので、コースデビュー時から頭に入れておくと上達のスピードが違ってくるでしょう。
ショートコースでワンクッション入れて緊張緩和
また、本コースデビュー前にショートコースをラウンドしておくと、本コースの雰囲気をつかんだり、腕試しにもなるのでおすすめだと関氏は話します。
ショートコースとは、概ねパー3のみで構成された本コースよりもホールごとの距離が短いゴルフ場を指します。ホール数も9ホール程度の場合が多いので、1時間くらいで回りきることができます。
練習場の人工芝マットからのショットと、ゴルフ場での芝生からのショットは大きく異なります。ゴルフ場では、当然ながら天然芝の上から打つことになりますが、同じコース内であっても芝生の状態はまちまちです。
さらに、ティーショット以外では、大なり小なり傾斜があることがほとんどで、練習場のように完全にフラットな場所から打てることは少ないです。このような要因に加えて、本番での緊張感も重なり「練習場ではうまく打てたのに本コースでは全然ダメだった」という人は、初心者に限らず多いかもしれません。
そのため、コースデビュー前にショートコースを何度かラウンドしておくことで、天然芝からのショットに慣れることができますし、自分の実力を肌で感じることができます。
もちろんティーイングエリアは基本的にフラットですし、ショートコースの場合、人工芝から打つことも多いですが、ビギナーの場合はチョロしたりして2打目を傾斜のある天然芝のライ(地面の状態)から打つことになることも多いはずです。
このように、コースデビューは、すべてのクラブを完璧に打てるようにならなければしてはいけない、というわけではありません。ショートコースなどを活用して、自分の実力を把握できたら思い切ってラウンドしてみても良いでしょう。
また、できることならレッスンプロやベテランゴルファーに同伴してもらってコースデビューするのがおすすめです。ゴルフ場では、守るべきマナーやルールが多数存在するので、エスコートしてもらうことで自分のプレーに専念することができます。
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