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- ゴルフ場選びでブーイングはヘコむ…“ビギナーでも分かる”コース情報読み解きガイド
ゴルフ場の予約を取るときは予約サイトの写真やデータを見て検討するという人が多いと思いますが、それぞれがどういう意味か正確に把握していますか? 自分が選んだゴルフ場でブーイングされないための情報の読み解き方です。
条件に合うコース探しには情報の読解力が必要
ゴルフ場予約サイトを利用するとき、料金、スタート時間、アクセスに、プラス口コミを参考にしつつ、という感じで予約する人が多いのでは?
もちろんこれだけでも十分、条件に合うコースを見つけられると思いますが、もう一歩踏み込んだ情報を知ることで、もっと自分好みのコースを探し当てられるかもしれません。
情報源は、サイトにある「コースガイド」や「ゴルフ場詳細」「コースの概要」というページ。
そこには、コースの広さや難易度など、細かい情報が記されています。その読み解き方について、簡単に説明しましょう。
まずはごく基本的な情報から
ホール数
18ホールが基本。18ホールプレーすることを1ラウンドと言います。ちなみに、1番ホールから9番ホールの計9ホールを「OUT(アウト)」コース、10番ホールから18番ホールの9ホールを「IN(イン)」コースと呼びます。
ゴルフ場の中には9ホールしかないところもあれば、9ホールが3コース、または18ホールが2コース(9ホールが4コース)あるゴルフ場もあり、それぞれ、9ホール、27ホール、36ホールと記されます。
27ホール以上あるゴルフ場は、予約枠も多く、多くのプレーヤーが入場できます。
そして、これからティーショットを打つ「ティーイングエリア」以外の「ティーインググラウンド」は、すべて規則上は「ジェネラルエリア」に分類されます。
例えば、「白ティー」でラウンド中は、前後の「青ティー」や「赤ティー」。また、プレーしていないホールのすべてのティーも、「ジェネラルエリア」として処理することになります。
なお、第1打を空振り、あるいはチョロなどで、ボールがまだその「ティーイングエリア」内にある場合、プレーヤーは次も、その「ティーイングエリア」にティーアップして打つことができます。加えて、ティーショットがOBや紛失球で打ち直す場合も同様、その「ティーイングエリア」でティーアップすることができます。
パー
1ホールごとの規定打数のことで、1打目からカップに入れるまでの打数が設定されています。ホールの長さに応じて、ホールごとにパー3、パー4、パー5と設定されていますが、ここにはその合計が記載されます。
一般的な18ホールのコースのパーは72ですが、コースの距離やデザインの影響で、71や73など上下するコースもあります。
距離
基本的に、プレーする全ホールのティーイングエリアからグリーンセンターまでの水平距離の合計が記されています。
日本全国には5000ヤード台から8000ヤード台のゴルフ場があり、平均は約6700ヤード。基本的には短いほうが良いスコアが出やすいので、コース選びの参考にしてみては。ただし、短いコースだと歯ごたえがない、損した気がする、といった感想を持つ人もいるので、同伴者の技術レベルや飛距離を考慮して選びましょう。
グリーン数
ゴルフ場には、「1グリーン」のコースと「2グリーン」のコースがあります。グリーン数はそのどちらであるかを表します。
1グリーンの特徴は、面積が広く「2段グリーン」になっていたりうねりがあったりと、複雑な形状をしている場合も多いです。カップの位置によってはとても長いパットが必要になることもあり、パッティングの数がスコアに大きく影響します。
一方、2グリーンは日本にしかない設計です。これは日本の気候に合わせたグリーンの管理の問題で、2つを交互に使い分けることで状態をキープしています。グリーンは小さく、比較的平らです。小さいので乗せるまでが大変だったり、古いコースに多いため、グリーン面を一段高くすることで水はけを良くする「砲台グリーン」が採用されていていて、アプローチが難しかったりします。
グリーンの芝の種類
グリーンの芝によって転がり方が違うため、確認しておきたい情報の1つです。主に「ベント」と「高麗(コーライ)」の2つがあります。
ベントは、西洋芝で絨毯のような美しい緑色が特徴。ボールも速く転がります。1グリーンのゴルフ場のほとんどがベントです。
高麗(コーライ)は、日本の芝で暑さに強く、芝も太く強いのが特徴。抵抗も強いのでしっかり打たないと転がりません。芝目(芝が生えている方向)が転がりに強く影響するため、見た目の傾斜とは違う曲がり方をすることもあります。
コース種別・タイプ
アップダウンの激しいコース、平らなコースなど、コースのタイプによって設計に特徴があるので、あらかじめ知ることで、プレースタイルを想像することができます。
丘陵
日本のゴルフ場で最も多いタイプ。というのも、日本の地形の約70%が、山地と丘陵地だからです。
特長は、コース全体にアップダウンがあること。場所によって割合は異なりますが、常にフラットなフェアウェイから第2打を打てるコースはまれです。大小はありますが、ティーイングエリア以外では基本的に傾斜からのショットが要求されると思いましょう。
山岳
丘陵地よりもさらにアップダウンが激しい、山間部に造られているコース。距離は短いですがフェアウェイも狭いことが多いため、難易度は高まります。距離の短さで選ぶときに見落とさないよう注意しましょう。
ただし、各ホールが段々畑のようにレイアウトされているケースも多く、1ホール毎に見ると、意外と高低差はない、というケースも多いです。
林間
平地にある林を切り開いて造られたコースで、ホール間が木々でセパレートされています。
フラットで回りやすい魅力はありますが、ボールを曲げて林の中に入れるとやっかい。出すだけで1打、というペナルティを余儀なくされます。
河川敷
川のほとりの平らな地に造られたコースで、フラットで比較的距離も短く、料金もリーズナブルなためビギナー向けと言われています。
とはいえ、風が吹くとやっかいだし、隣接するホール間が狭く、遮るものも少ないので、ボールが曲がる人は打球事故などに注意が必要です。
シーサイド
文字通り、海沿いにあるコース。景観の良さが魅力です。ただし、海風の影響が強くなりやすいので、風の強い日は一気に難易度が上がります。
また、オーシャンビューは魅力ですが、防風林や防砂林で視界が遮られていて、コースから海が見えるのは1~2ホールということも珍しくないので、あまり期待しすぎるとガッカリするケースもあるかもしれません。
高原コース
標高の高い高原地帯にあるコース。丘陵タイプにも分類されますが、比較的アップダウンが少ない場合が多く、標高の影響で普段より飛距離が伸びることも特徴です。気温が低いため、夏のプレーにおすすめです。
コースレート
コースの難易度を表す数字で、概ね大きいほど難しいことになります。男女やティー位置でも違いますが、日本のコースの平均値は70~71くらい。ビギナーなら60台半ばくらいのコースを選ぶことをおすすめします。
ちなみに、この数値はハンディキャップのないスクラッチプレーヤー(いわばプロレベルの超上級者)が10回プレーしたときの平均スコアで割り出されたもので、全長や高低差、バンカーの数なども加味されます。
まとめ
予約サイトに記された情報の意味が分かれば、ラウンド前にある程度コースの特徴をイメージできるはず。あれこれ想像しながら検索すれば、コース探しも楽しくなるのでは?
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