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- ゴルフに転向した有名アスリートは?過去にはバスケの神様や日本人メジャー投手も
2013年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団し、阪神タイガーズ移籍後も投手として活躍した鈴木翔太がプロゴルファーを目指していることが、最近、話題となっていますが、他競技からゴルフに転向した選手には誰がいるのでしょう?
マイケル・ジョーダンやシェフチェンコも
生涯スポーツと言われるゴルフは、プロの世界でも比較的長く競技が続けられることもあり、他のスポーツからの“転向組”も時折、見られます。
2013年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団し、阪神タイガーズ移籍後も投手として活躍した鈴木翔太がプロゴルファーを目指していることが、最近、話題となっています。
鈴木選手の以前に他のスポーツからゴルフの世界に入ってきたアスリートには、どんな選手がいるのでしょうか。
野球からゴルフに転向した大先輩としては、ジャンボこと尾崎将司が有名です。1964年春の選抜高校野球優勝投手(徳島県立海南高校)で、西鉄ライオンズに入団しました。ゴルフに転向後の活躍については、賞金王に12回輝くなど、改めて説明するまでもありません。
次弟のジェットこと尾崎健夫も同じ海南高へと進み、ヤクルトからドラフトで指名されましたが入団せず、ゴルフの道を選んで結果を残しています。野球からの転向組は他にも何人かいますが、ツアー関係者に知られているのは、大洋、日拓、日本ハムでプレーした後ゴルフの世界に入った藤池昇龍(のぼる)という選手がいます。
西武、巨人でプレーした大久保博元もツアー予選会のQTに挑み、主催者推薦などでプロとしてツアーに出場した経験があります。オリックスからMLBアナハイム・エンゼルス、シアトル・マリナーズでプレーした投手、長谷川滋利も引退後、米国でプロゴルファーとしてデビュー。米シニアツアーでのプレーも何試合か経験しており、ミニツアーでは優勝もしています。
日本以外に目を向けると、NFLサンフランシスコ49ersのクオーターバックだったジョン・ブロディーが、85年のゴルフ転向後にシニアツアー1勝。サッカー選手としてACミランやチェルシーで活躍した元ウクライナ代表のアンドリー・シェフチェンコが、2012年の引退後、欧州ツアー2部でプロゴルファーデビューを果たしています。
タイガー・ウッズと親しい“バスケの神様”マイケル・ジョーダンも、プロゴルファーを目指すと言っていた時期があります。PGAツアーでプレーした後、シニア入りして4勝しているメキシコのエステバン・トレドは、ゴルフの前にはプロボクサーだった経歴の持ち主です。
岡本綾子はソフトボール、樋口久子は陸上
プロスポーツとして確立している競技の歴史が浅い女子の世界では、プロからの転向は見当たりません。それでも、ソフトボールの大和紡で日本一になってからゴルフに転向した岡本綾子、陸上競技のハードルで全国クラスだった樋口久子はその代表です。
バレーボールで1972年ミュンヘンオリンピック銀メダリストになった後、プロゴルファーになった嶋影せい子もいます。
ツアーではなくレッスンの世界で活躍している相沢マチ子は、バドミントンの全英オープンのダブルスで3回(72、73、75年)優勝しているトップアスリートでした。
世界に目を向けると、さらにすごい選手がいます。メジャー10勝などの実績を持ち、世界ゴルフ殿堂入りしているベイブ・ザハリアスです。ザハリアスは、32年のロサンゼルスオリンピックの陸上競技で金メダル2つ、銀メダル1つをいずれも世界新記録で獲得しています。ほかにも野球やバスケットボールなどもトップレベルの能力を持っていました。ゴルフの世界ではアマチュアなのに優勝経験を持ち、余りの実力にプロになることを余儀なくされたほどでした。メジャー10勝などの実績もあり、世界ゴルフ殿堂入りを果たしています。
ザハリアスが活躍した時代とは環境が大きく変わり、プロスポーツの世界はそれぞれ確立されつつあります。それでも、選手生命が比較的長いゴルフには、他競技から参入を希望する選手が多いのも事実です。今後、どんな選手がゴルフの世界に挑戦するのか。その辺りも含めて興味深いところです。
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