ピンを抜くときカップのフチが損傷 自分で直しちゃいけないルールって本当?→正解はウソ | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

ピンを抜くときカップのフチが損傷 自分で直しちゃいけないルールって本当?→正解はウソ

ピンの抜き差しの際にカップの縁が損傷してしまうケースは間々あります。先日の女子ツアー中継では競技委員を呼んで修理してもらっていましたが、選手は自分で修理ができないと解説されていました。本当なのでしょうか?

2019年のルール改訂で扱いが変わった

 先週の国内女子ツアー競技「フジサンケイレディスクラシック」2日目。17番パー3で発生したホール(カップ)の損傷――旗竿(ピン)の抜き差しの際に誤ってホールの縁にぶつけてできたと思われる損傷――の修理を直接選手が行わず、競技委員を呼んで依頼する場面がありました。それについて、テレビ中継やネット配信では、「選手は触れられません」といったレポート、解説がありました。ルール上はどうなのでしょう?

米国で行われた試合でホールの損傷を修理する競技委員 写真:Getty Images
米国で行われた試合でホールの損傷を修理する競技委員 写真:Getty Images

 いわゆる「ホールの損傷」ですが、旧ルールでは確かに、プレーヤーによる修理は制限されていました。

 R&Aの裁定集では「ホールの損傷が明らかにボールマークによるものであると認められる場合には、プレーヤーはその損傷を修理することができる」となっており、ボールマークであれば、グリーン面でもホールの縁でも、プレーヤーは平らにならすことができました。

 しかし、ボールマークとは明らかに認めにくい場合は「プレーヤーはホールを修理させるよう委員会に要求すべきである」として、「委員が近くに居るのにプレーヤーがホールの損傷を修理したときは、プレーヤーは2打の罰を受ける」と規定されていました。

 そのため、プロのトーナメントのようにすぐ競技委員の呼び寄せが可能な競技では、プレーヤーは直接修理せず競技委員に依頼するのが常識でした。

 しかし、2019年のルール改訂で、グリーン面の損傷は自然の摩耗を除くあらゆる損傷の修理が認められたのにともない、ホールの損傷の修理も変更されました。

 R&Aのオフィシャルガイドでは「ホールの損傷はパッティンググリーン上の損傷の一部」として「プレーヤーは、その損傷が自然な摩耗である場合を除き、損傷したホールを修理することができる。例えば、旗竿を取り除くときにホールが損傷した場合、たとえその損傷がホールの寸法を変えていたとしても、プレーヤーはその損傷を修理することができる」と記述。基本的に、ホールの損傷はプレーヤーが修理できることになっています。

 とりわけセルフプレーのコースでは、プレーヤーによる旗竿の抜き差し、あるいは旗竿を立てたままカップインしたボールを拾い上げるなどの行為で、ホールの縁が損傷するケースがあります。

 これらは現ルールではプレーヤーによる修理が認められています。プレーに影響しそうな損傷に遭遇した場合は、慎重に、可能な範囲で修理してください。それが無理であれば、速やかにコースに連絡を。

グリーンとカラーにまたがってできた損傷の修理は?

【写真】ベテランでも意外と正しくできてない!? バンカーのならし方、レーキの置き方

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レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC
グリーンフォークでボールマーク周辺の芝生を寄せる
グリーンフォークでボールマーク周辺の芝生を寄せる
グリーンフォークでボールマーク周辺の芝生を寄せる
最後はパターヘッドで整地
ポケットには入れているがほとんど使わないビギナーも多いグリーンフォーク 写真:AC
基本は二本刃タイプだが、使い慣れると一本刃が便利
長さの異なる刃がついたピッチフィックス フュージョン2.5
特殊な形状の刃がついたスパイダータイプのグリーンフォーク
米国で行われた試合でホールの損傷を修理する競技委員 写真:Getty Images
通常グリーン上でボールマークを修理するのと同じように、グリーンとカラーの両方にかかったボールマークも修理できる 写真:Getty Images
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