エースの「ゼクシオエックスツアー」8.5度は青木瀬令奈も使用
菅沼奈々がNEC軽井沢72でプロ初優勝を果たしました。昨シーズン後半までウッドもアイアンも「ゼクシオエックス」だった菅沼奈々ですが、今シーズンの途中からアイアンを「スリクソンZX5 MkII」にしています。普段は6番アイアンからのセッティングにしていますが、優勝したNEC軽井沢72では5番アイアンを使っていました。5番アイアンについて菅沼は次のように語っています。

「3日間で使ったのは2回だけでした。1回は林から出すためのショットで使って、もう1回は初日の3番パー3で使いました」
5番アイアンの出番が少なかった理由は、この試合でアイアンがいつもより飛んでいたこともあるようです。
「今週はクラブにもよりますが、PWでいつもは125ヤードくらいなのが、今週は140ヤード。ゴリラでした(笑)。5番アイアンも普段は182ヤードですが、今週は195ヤードくらい飛んでいました」
最も活躍したクラブについて聞かれると、「今日(最終日)はバーディーが4回(プレーオフを含む)ありましたけど、4回中3回がPWで打ったので、PWが活躍してくれました」と振り返りました。
ウッドの組み合わせを調べると、ドライバーは8.5度とロフトが立っているのに対して、その下は3番ウッドではなくて4番ウッド、そして7番ウッドを入れています。ちなみに約2年間、エースドライバーにしているロフト8.5度の「ゼクシオエックスツアー」についてはこう語ります。
「ヘッドの座りがすごくいい。私はフェードヒッターなので、構えたときにフェースが開いているのが苦手。このドライバーはポンと置いたときにフェースがスクエアに向いてくれるのがすごく気に入っています。スイートエリアを外しても飛距離が落ちなくて、曲がりも少ないです」
女子ツアーでは青木瀬令奈もロフト8.5度の「ゼクシオエックスツアー」を使用中。適度なやさしさを備えた「ゼクシオエックス」で、あえてロフトを8.5度にすることが女子プロのヘッドスピードにピッタリだったのでしょう。
菅沼奈々の最新セッティング
1W:ゼクシオ エックスツアー(ロフト/8.5度)
4W:ゼクシオエックス(ロフト/16.5度)
7W:ゼクシオエックス(ロフト/20度)
5U:ゼクシオエックス(ロフト/23度)
5I-PW:スリクソン ZX5 MkII
AW、GW、SW:クリーブランドRTX6 ZIPCORE(ロフト/48、52、56度)
パター:ピン 2021パター タインC