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- 安定した成績も未勝利に終わった畑岡奈紗 克服を目指すのは高いショット力ゆえの“諸刃の剣”
都内のインドア練習場で行われたアディダスゴルフのファン交流イベントに、2023年の米女子ツアーを年間ランキング12位で終えた畑岡奈紗(はたおか・なさ)が登場。メディア陣の質問に答えました。
369個でバーディー数1位は日本人初の快挙
都内のインドア練習場で行われたアディダスゴルフのファン交流イベントに、2023年の米女子ツアーを年間ランキング12位で終えた畑岡奈紗が登場。メディア陣の質問に答えました。
畑岡は今年、何度もメジャー制覇に迫りつつ悲願は果たせず、勝利そのものもゼロに終わりました。米ツアー通算6勝を誇る日本女子ゴルフ界のエースとしては不満足な1年かもしれませんが、一方で年間を通して安定した成績を残し、宮里藍を抜いて米ツアーでの生涯獲得賞金1位(855万4845ドル)になるなど、貫禄を示した年でもありました。スタッツ的にも優れた数字を残しています。
畑岡に継続していきたい点、改善したい点を聞きました。
「続けていきたい部分はバーディー数。個数でいうと去年は2位で今年は1位になれたので、バーディーを取ってどんどん伸ばしていかないと勝てない試合も多いので、そこは来年以降も継続していけたらなと思ってます」
ちなみに畑岡が今年奪ったバーディーは369個。日本人選手が米ツアーでバーディー数1位になるのは史上初の快挙です。一方で、バーディーが取れるショット力が諸刃の剣となる場面も多かったようです。
「改善したい部分は、バーディーを狙っていってるから取れてるというのはあると思うんですけど、狙っていってショートサイド(グリーンのピンに対して狭いサイド)に外してしまったときの(パー)セーブができていないというところが、これだけバーディー取ってても勝てていないところだと思うので、やはりグリーン周りが今後の課題だと思います」
狭いところを狙ってバーディーを取りにいくアグレッシブさ、それを可能にする精度を併せ持つからこそ、優勝争いの一つも落とせない場面で、時として仇となって返ってくるということでしょう。
「特にピンが端に切られたときに狙っていって外してしまうと、ショートサイドで(アプローチを)上げなければいけないライになったりだとか、なかなか手前から足(ラン)が使えないので、そこをギリギリ狙っていくとボギーにつながってしまったりということが多いので、そこでセーブができるようにしていきたいなと思います」
ピンを指すアイアンの精度に、レベルアップしたリカバリーが加われば、悲願のメジャー制覇も遠からずつかみ取れるに違いありません。
畑岡 奈紗(はたおか・なさ)
1999年生まれ、茨城県出身。2016年の日本女子オープンで国内メジャー史上初のアマチュア優勝達成。その後、プロ転向して翌17年から米ツアーに参戦。同ツアーでは18年に初勝利を挙げ、22年シーズンはDIOインプラントLAオープンで米ツアー通算6勝目。日本ツアーでも、19年に日本女子プロゴルフ選手権、日本女子オープンを制するなど、ツアー通算5勝を挙げている。アビームコンサルティング所属。
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