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- 「差別や偏見もなく温かい応援をいただいた」イ・ボミが日本プロスポーツ大賞で功労賞 岸田首相からの言葉とは?
「第53回内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞受賞式典」が21日、都内ホテルで行われ、イ・ボミが功労賞を受賞した。韓国のプロスポーツ選手が同式典で表彰されるのは初めてのことだ。
女子ゴルフ年間表彰式でも「特別功労者賞」
日本のプロスポーツ選手の表彰で最も権威ある「内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞」。第53回目を迎える今年、大賞を受賞したのは今年3月に開催されたワールドベースボールクラシック(WBC)で優勝した侍ジャパンとなった。
その他、メジャーリーグのドジャースに移籍した大谷翔平、ボクシングの井上尚弥などが殊勲賞を受賞した。
今年、活躍が認められて表彰されたプロスポーツ選手の中に、一人だけ韓国人選手がいた。イ・ボミだった。卓球の石川佳純と共に「功労賞」を受賞したが、韓国のプロスポーツ選手が同式典で表彰されるのは初。
今季限りで日本女子ツアーを引退したが、日本でプレーした13年間、2015年と16年に賞金女王となり、日本女子ゴルフ界の発展に貢献しただけでなく、ゴルフを通じて日本と韓国をつなぐ懸け橋となった功績が称えられた。
表彰式後にイ・ボミが取材に応じ、「本当にこのような賞をいただけて感激的でした。この賞は一人の力でもらうことができないと思うので本当に光栄です。今まではツアー選手の生活をしてきたけれど、これからは恩返しができることをしたい」と笑顔で語った。
前日20日の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード」でも特別功労賞を受賞。
韓国人選手ながら日本での「功労賞」の受賞をどのように感じているのかについて聞くと「日本に来て13年間、韓国の選手ですが差別や偏見もなく温かい応援をいただいたことを本当に感謝しています。一生懸命練習して試合をしながら、たくさんのファンが応援してくれて力になりました。幸せな時間でした」と話していた。
また、壇上で岸田文雄首相とあいさつを交わす場面があり、「本当にびっくりしました。『長い間、お疲れ様でした』と言ってくださったので本当に光栄でした」と振り返っていた。
イ・ボミ
1988年8月21日生まれ、韓国出身。2010年に韓国女子ツアー賞金女王となり、11年から日本ツアーに参戦。15年に7勝、16年は5勝して2年連続で賞金女王となる。ツアー通算21勝。19年12月に俳優イ・ワン氏と結婚。23年シーズンをもって日本ツアーからの引退を発表した。愛称は“スマイル・キャンディ”。延田グループ所属。
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