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- “広場恐怖症”を抱える菅沼菜々 開幕戦欠場に「出たい気持ちはいっぱいなのに出られない」と複雑な胸中を告白
プロゴルファーの菅沼菜々(すがぬま・なな)がnoteを更新。新シーズン開幕に向けた思いを語りました。
「克服していつか沖縄や北海道の試合に出場したいです。もちろんいつかは海外も」
女子プロゴルファーの菅沼菜々が自身のnoteを更新し、現在の心境を明かしました。

昨季の菅沼は8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」で悲願のツアー初優勝。さらに10月の「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」でも勝利を手にするなどメルセデス・ランキング11位にランクインし、3季連続となるシード権を獲得して1年の戦いを終えていました。
今季の活躍にも期待がかかる中、2月24日に「開幕間近」と題してアップした投稿で「さて、あっという間のオフシーズンが終わり来週から2024年の開幕戦が始まります」とつづり、「昨年悔しかったこと、足りなかった部分を自分の中でたくさん整理して、考えて今年のオフは自分なりにやるべきことはやれたんじゃないかと思っています」と振り返った菅沼。
また、このオフは“心技体”をテーマに掲げていたようで、「謙虚な心。ここまで素晴らしい環境でゴルフできている、今この環境に感謝」「自分に足りないことを伸ばしたり得意なところをもっと得意にしたりとにかく練習しました」「テレビ収録などは前回のオフよりも減らして体を休めることに集中」などとつづり、新シーズン開幕に向けて充実した時間を過ごした様子が伝えられています。
一方で「広場恐怖症」という病を抱え、飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できず、沖縄や北海道のトーナメントへの出場を見送っている菅沼は「また今年も2024年の開幕は複雑な気持ちで開幕することになります」と胸の内を明かし、「開幕戦は毎年沖縄で開催されているので、私は毎年開幕戦をお休みいただいています」「開催に関わる全ての方に、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメント。
続けて「早く克服していつか沖縄や、北海道の試合に出場したいです。もちろんいつかは、海外も」と希望を記すも、「出たい気持ちはいっぱいなのに、出られなくて、こんなに言葉に表現できない、悔しくてどうしようもない気持ちはあまり味わいたくないものですね」「私も人間なので考えて落ち込んでしまうこともあるんです」と悔しさをにじませた思いを明かしました。
自身にとっての開幕戦は3月7日から高知県・土佐カントリークラブを舞台に行われる「明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」。
毎年もどかしい思いを抱えて新シーズンの始まりを迎えながらも、現在は自身の開幕に向けて順調に調整を進めているようで「あまりネガティブになっても心に良くないし、いまはこの病気と向き合って前を向いていくことが私にとってプラスになると思うので、これからも病気と向き合いながら、少しずつ克服していけるようにしたいです」と記し、「たくさんの方に私のプレーを見てもらって、誰かの光になれたらうれしいな」「私が誰かに笑顔や感動、勇気を届けられる存在でありたいです」と前向きな思いがつづられています。
最後に「これからも女子プロゴルファー菅沼菜々として、頑張っていくので、2024年も応援よろしくお願いします」「がんばるぞー」と意気込みを語り、「あ、タオル持ってたくさん応援来てね」「待ってるよ」とファンへ呼びかけて投稿を締めくくった菅沼。
Xにはこの投稿を読んだファンから「すてきなブログ」「尊敬します」「なーちゃんらしく頑張ってね」「頑張っている姿にたくさんのファンが魅了されています」「今年も複数回優勝できますように」「今年もアイドルゴルファーです」などのコメントが届き、菅沼の確固たる信念がつづられたメッセージに大きな反響が寄せられています。
菅沼 菜々(すがぬま・なな)
2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、メルセデス・ランキング8位と躍進。23年「NEC軽井沢72ゴルフ」では、神谷そらとのプレーオフを制して悲願の初優勝を挙げる。あいおいニッセイ同和損保所属。
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