- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ギア・グッズ
- 電子ファインダーで測距が超ラク! キヤノン製レーザー距離計「PowerShot GOLF」の使い心地チェック
世界のキヤノンがこの夏、満を持して発売するゴルフ用レーザー距離計「PowerShot GOLF」。早速実機を借りて、ゴルフイラストレーターの野村タケオさんにコースで試してもらいました。
遠いピンも当てやすい電子ビューファインダー
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。レーザー距離計といえば、もういろんなメーカーから販売されておりますが、基本的な性能はかなり近いもの。
もちろん大きさやピントの合いやすさ、測定速度などそれぞれに特徴がありますが、基本的にできることはほぼ同じ。しかし、なんとカメラなどで有名なキヤノンから、今までにない機能を盛り込んだレーザー距離計が発売されたそうなんです。いったいどんな機能なのでしょうか? さっそくお借りしてコースで使ってみました。

今回キヤノンから発売されたのは「PowerShot GOLF」。あれ、キヤノンのレーザー距離計なんてあったっけ? と思う人も多いと思いますが、そうなんです、これがキヤノン初のゴルフ用レーザー距離計なんですね。
まず見た目ですが、いかにもキヤノンらしいというか、カメラと同じような黒いボディーでカッコいい。かなりシンプルなデザインで、手触りもとてもいいです。
サイズもかなり小さく、重量も約151グラムと軽いです。もちろんベルトに付けられる収納ケースが付属していますが、この大きさだとポケットに入れてもプレーの邪魔にはなりませんね。

そしてファインダーを覗いてみると、なんと電子ビューファインダーなんですね。画面もカメラのように長方形です。これは今までのレーザー距離計にはあまりなかったですよね。
画面はボタンひとつで6倍と12倍に倍率を変えられます(デジタルズーム)。これは結構便利な機能で、ピンが遠いときにズームするとレーザーも当てやすくなるんです。手ぶれ補正機能も搭載されているので、さらにピンに当てやすくなっています。
そんな「PowerShot GOLF」、さらに他のメーカーの距離計にはないスゴい機能があるんです。それが写真と動画の撮影機能。距離を測るときにそのままの画像が写真や動画に記録できる。測定した距離の数値も一緒に記録できるので、ラウンド後に画像を観ながらショットの検証をしたりできるんですね。思い出として残すこともできますが、上達にも役立ちます。この機能はさすがにキヤノンだな~と思いました。

当然ながらその他にも、勾配を考慮した打つべき距離を表示してくれるスロープ機能や、測定が完了したときに本体が振動するバイブレーション機能などの、最近では当たり前の機能は搭載されています。
スロープ機能がオフのときには本体側面の青いランプが点灯するので、競技のなどで使うときにはありがたいですね。またIPX4相当の防滴性能も備え、雨天時でももちろん使えます。
ボタン一つで動画撮影が可能
コースで使ってみましたが、最初こそ自分の使っている距離計とは違うデジタル画面に少しだけ違和感を覚えましたが、すぐに慣れました。そして画角が広いので目標を見つけやすいし、ズーム機能も便利です。
測定も速く、レーザー距離計としての性能には全く不満がありません。サイズも小さくてポケットにもスッと入りますが、小さすぎて使いにくいこともなくちょうどよかったです。

一つだけ不満に思ったのは、電子ビューファインダーなので、測定するときに一度スイッチを押さないと画面が映らないということ。
覗いてから一度ボタンを押して画面を表示し、それから測定のためのボタンを押さないとダメなんですね。ただ、ボタンを押すと一瞬で画面が表示されるので、ストレスというほどではないです。
慣れてくると、目のところに本体を持ってくる途中で一度スイッチをポチッと押しておくと、計測するときにはすでに画面が表示されているので、気にならなくなりました。

写真撮影もラウンド中にしてみましたが、特別な操作などは必要なく、ボタンを強く押し込むだけで撮れちゃいます。これなら気軽に使えますね。画像もけっこうキレイでした。
レーザー距離計市場では最後発といっていいキヤノンですが、さすがに既存の距離計とは違う機能を盛り込んできました。しかも、キヤノンが得意とする撮影機能がついていますから、これならちょっと一度使ってみたいと思っちゃいますよね。みなさんもぜひ一度ショップなどで手にとってみてください。
最新の記事
pick up
ranking