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高い! けど欲しい!! チタンFWってやっぱり飛ぶの? テーラーメイド、キャロウェイ、ピンを試打比較
地面から打っても飛ばしやすい性能がゴルファーに受け入れられ、近年ではチタン製フェアウェイウッドが増えています。そこで今回はプロコーチの奥嶋誠昭氏に依頼し、3メーカーのチタン製フェアウェイウッドを比較試打。ピン「G440 LST」、テーラーメイド「Qi35 ツアー」、キャロウェイ「エリート チタニウム」の性能差を調査しました。
そもそもチタン製FWが飛ばしやすいのはなぜ?
フェアウェイウッドがチタン素材になると、ドライバーと同じようにフェースの弾きが良くなって飛ばせると思っている方がいるかもしれません。しかし、実はそういうわけではありません。今どきのフェアウェイウッドは、ステンレススチールのフェースであってもルールぎりぎりの反発性能を生み出すことができるようになっています。

では、なぜメーカーはわざわざフェアウェイウッドにチタン素材を使うのでしょうか。そして、実際にチタン製フェアウェイウッドのほうが飛ぶと実感しているゴルファーが多いのはなぜなのでしょうか。
チタン素材の特徴は、ステンレスよりも比重が軽くて丈夫なところです。ヘッドのボディーやフェースに軽量のチタンを使うことで、もともとヘッドに使える重さの範囲内で余剰重量を生み出すことができるようになります。

各メーカーはこの余剰重量をヘッドの低重心化や調整式のウエート、フェース面上の高初速エリアの拡大などにうまく使っています。その結果として、ゴルファーが地面から打っても飛ばしやすいフェアウェイウッドとなっているわけです。従来のステンレススチールのフェアウェイウッドに比べて、設計自由度が高くなっているのがチタン製フェアウェイウッドといえるでしょう。
設計自由度が高いぶん、各メーカーのチタン製フェアウェイウッドにはモデルごとに特徴があるはずです。今回は、それをプロコーチの奥嶋誠昭氏に試打して確かめてもらいました。試打クラブのロフトは15度、シャフトは標準仕様のフレックスSで統一しています。
ピン「G440 LST」:球の上がりやすさと扱いやすさが高バランス
「構えてみるとシャローなヘッドで球が上がりやすそうな雰囲気があり、球をつかまえやすそうにも感じられます。実際に打ってみても、打ち出し角がちゃんと出て、スピンがよく入ってくれる。パワーのある人が打てば、グリーンに止まる球を打ちやすい」(奥嶋コーチ)
ピンのLSTは、同シリーズのラインアップのなかでは低スピン弾道になるモデルですが、それでも他社のチタン製フェアウェイウッドよりはスピンが入りやすいとのこと。そのおかげでコントロール性が確保されていて、中上級者が実戦で扱いやすいモデル、というのが奥嶋コーチの意見。ただし、打音と打感はあと一歩だそうです。
テーラーメイド「Qi35 ツアー」:ウエート調整で弾道がガラリと変わる
「ヘッドシェイプが良くて、フェース上部のアライメントラインも効いていてスクエアに構えやすいです。ソールの移動式ウエートが特徴的ですが、スライドさせると振り心地と弾道がガラッと変わります。目一杯に調整すると、スピン量が1000回転以上も変わりました」(奥嶋コーチ)
使い手によってヘッド性能を大きく調整できるのが長所のようです。「個人的にはウエートを前寄りにしたほうがヘッドをコントロールしやすく、オフセンターヒット時にボールスピードが落ちませんでした」とのこと。前作の「Qi10 ツアー」よりも球をつかまえやすく、左右の弾道ズレも少なくなっているとのこと。寛容性が進化しているそうです。
キャロウェイ「エリート チタニウム」:飛距離性能と弾道安定性がピカイチ
「ちょうどいいヘッドのサイズ感になっていて、シャローなので難しそうにも感じません。打ってみると、打ち出し角が高めで、なおかつ球が強い! 地面から打ってもドライバーのように飛ばせます」(奥嶋コーチ)
飛ぶだけでなく弾道安定性にも優れているそうです。「ミスヒットしても大曲がりせず、ヘッド性能で助けてくれているような印象がありました。コースでも使いやすそう」とのこと。こちらのチタン製フェアウェイにも最新のAI設計フェースが採用されているので、それが効いているのかもしれません。奥嶋コーチの体感的には、最もラクに飛ばしやすいフェアウェイウッドだそうです。
総評:弾道の高さ、飛び、コンロール性、どれを優先するか?
3つのモデルを打ち比べてもらうと、各モデルの特徴がはっきりと出ました。奥嶋コーチに、総評としてモデル別に最適なゴルファーを教えてもらいました。

「いちばんスピンが入って高弾道を打ちやすいのは、ピンの『G440 LST』でした。パー5の2打目などでグリーンを狙いたい場合に、キャリーを出しやすく、グリーン上にボールを止めやすい性能です。ある意味、プロや上級者にとっては使いやすいモデルともいえます」
「地面からでもラクに最大限に飛ばしたい人には、キャロウェイ『エリート チタニウム』がオススメです。ドライバーで打ったような高弾道の低スピンを打ちやすく、弾道がバラけにくいところも魅力です」
「テーラーメイド『Qi35 ツアー』は、コントロール性能を重視したいアスリートタイプの人に良さそう。自分のスイングに合わせて弾道や振り心地をスライド式ウエートで簡単に調整できるし、ヘッド自体も動かしやすいです」(以上、奥嶋コーチ)
個々のゴルファーによって、フェアウェイウッドに求める性能はさまざまです。弾道の高さ、飛び、コンロール性、皆さんならどの性能を優先しますか?
取材・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【試打】奥嶋 誠昭(おくしま・ともあき)

1980年生まれ。ツアープロコーチ。2018年からプロコーチとしてのツアーに帯同する活動をスタート。数々の一流プロのコーチとして勝利に導いてきた実績を持つ。バイオメカニクスと物理を基に個々人に合ったスイング形成を行うのが身上。THE REAL SWING GOLF STUDIO主宰。
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