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アイアンにAIフェースの効果は? 小ぶりなのにやさしいキャロウェイ「APEX Ai150」を“ノーAI”の前作と試打比較
キャロウェイの「APEX Ai150」は、マッスルバックのようなスマートなルックスながら、独自のAIフェースによって寛容性も備えている中上級者向けアイアンです。2023年に発売された前作「APEX PRO」から何が変わっているのか。ゴルフライターの鶴原弘高が試打して確かめました。
最先端「Ai APEXフェース」を採用した小ぶりヘッドの中空アイアン
ヘッドの見た目はすっきりとしていて、なおかつ打つと寛容性もある。それがキャロウェイの歴代「APEX」アイアンの特徴になっています。2023年には小ぶりヘッドで中~上級者向けの「APEX PRO」シリーズが新展開されて、「APEX MB」「APEX CB」「APEX PRO」の3モデルが発売されました。
今回試打する「APEX Ai150」は、23年に発売された「APEX PRO」の後継モデルになります。また、24年に発売された「APEX Ai200」と「Ai300」の兄弟モデルにも位置づけられています。モデル名の数字が大きくなるほど、ヘッドサイズも大きく、やさしいアイアンになっています。
新作「APEX Ai150」が「APEX PRO」から最も進化した点は、全番手にAIフェースを採用しているところです。それも「Ai APEXフェース」という最先端のものが使われていて、打点位置がズレても、打ち出し角やスピン量を最適化してくれる機能性を備えています。

また、「APEX Ai150」はロフト設定も前作から変わっています。「APEX PRO」では7番で33度でしたが、「APEX Ai150」ではストロング化されて7番で31度になり、より飛ばしやすくもなっています。
ちなみに、基本的なモデルの立ち位置として「APEX Ai150」は中上級者向けのモデルです。日本では公式にアナウンスされていませんが、本国アメリカではハンデ3~9のゴルファー向けとして展開されています。
ヘッドの見た目やシャープ感も中上級者好み
新作「APEX Ai150」と前作「APEX PRO」は、どちらも中空構造のアイアンです。ただし、外観はずいぶん変わっています。「APEX PRO」は、バックフェースのトップブレード部に厚みがあるハーフキャビティのようなデザインでしたが、「APEX Ai150」のバックフェースはフラットになっていて、まるでマッスルバックのような見た目に変更されています。

それに加えて、「APEX Ai150」ではスコアライン外周の仕上げがミラー仕上げになっていて、ルックス的にも中上級者好みになっていることが分かります。おそらく多くのゴルファーが、「新作のほうがシャープでカッコいい!」と思うでしょう。
前作よりも約9ヤードの飛距離アップ
打ち比べてみると、やはりストロングロフト化されている「APEX Ai150」のほうが飛距離は出ていました。「APEX PRO」のキャリー飛距離が約150ヤードに対して、「APEX Ai150」は約159ヤード。両者には2度のロフト差があるので、そのぶんボールスピードが速くなるだけでなく、打ち出し角が下がり、スピン量も減った結果として飛ばせています。アイアンとしては、新旧モデルともにスピン量は少なめのタイプといえます。

新旧どちらにも高強度の薄肉フェースが採用されていますが、ヘッド内部に打感を良くするための「ウレタンマイクロスフィア」が搭載されているため、打感は心地よいものになっています。フィーリングには少し違いがあって、前作は打音が低く、しっとりさが感じられるような打感。新作はフェースの弾きがありつつ、それでいてインパクトの押し込み感が得られるような打感です。
ゴルファーによって好みは異なりますが、著者は新作の打感が好みでした。ソリッドで爽快感のある新作の打感に比べて、前作はやわらかいけれど、少し鈍さを感じてしまいました。
「APEX Ai150」は、ソール形状も前作から少し変更されています。キャロウェイが「トライレベルソール」と名付けているソール形状なのですが、「APEX Ai150」ではリーディングエッジ側の面取り面積が多くなっています。これによってダウンブローが強めのインパクトでも抜けが良くなっています。
「APEX Ai150」に採用されている最先端「Ai APEXフェース」による効果ですが、たしかに打点が変わってもキャリーの飛距離が変わりづらい印象を受けました。小ぶりヘッドの操作性を犠牲にするものではないので、言い換えれば、球が曲がらないアイアンではありません。あくまでも打ちたい弾道を打たせてくれるうえで、打点のズレを補正してくれるような機能です。
やっぱり、やさしさと飛距離を求める中上級者向け
前作の「APEX PRO」と比較すると、「APEX Ai150」は従来のやさしさは保ちつつ、飛ばせるようになって、なおかつルックスもシャープになっています。打感についても軟鉄鍛造アイアンには劣るものの、十分に満足できるレベル。ハイテクに助けてもらいながら、ヘッドの見た目にもこだわりたい人には最適なモデルといえます。
とはいえ、ヘッド性能としては操作性が確保されているので、本国でアナウンスされているとおりに中上級者向けです。もしくは、もともとパワーがあって、しっかりとボールを打ち抜いていける人のほうが「APEX Ai150」のヘッド性能をいかせそうです。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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