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大々的にイメチェンした“もぐら”の良さを侮るなかれ! 本間ゴルフ「TW777」シリーズのドライバーを試打比較

2025.12.26 鶴原弘高
ギアくら ゴルフギア ドライバー 本間ゴルフ

2025年から大胆なイメージチェンジを図っているのが、国内メーカーとして老舗の本間ゴルフです。最新シリーズ「TW77」のウッドは、ソールに大きくブランドアイコンの“もぐら”が描かれていて、ゴルファーの目を引きつけます。果たして、新作ドライバーとしての肝心の性能は? ゴルフライターの鶴原弘高が試打レビューします。

構えやすさが一級品! それが本間ゴルフのスゴさ

 本間ゴルフの新作シリーズ「TW777」が、2025年11月28日から発売されています。今シリーズにはドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアンのフルラインアップが揃っているのですが、筆者がそれらのクラブを手にしときの共通した感想は、「とにかく構えやすい!」ということです。

左から「TW777」ドライバーと「TW777 MAX」ドライバー
左から「TW777」ドライバーと「TW777 MAX」ドライバー

 本間ゴルフが創業されたのは1959年。世界的に見ても老舗のクラブメーカーであり、長きにわたってゴルファーやゴルフクラブと対峙してモノづくりをしてきました。その歴史が現在に至ってもクラブの構えやすさとして継承されていることが、「TW777」を手にするとすぐに分かります。これこそが本間ゴルフの伝統のスゴさなのです。

 ゴルファーは自身のゴルフ経験が長くなってきたり、上級者になればなるほど、クラブの“顔”にこだわりを持つようになってきます。近年では誤解している人が多いのでいちおう言及しておきますが、ゴルフクラブの“顔がいい”とはヘッド形状と構えやすさを意味する言葉です。表面的なデザインのことではないので念のため。

左から「TW777」ドライバーと「TW777 MAX」ドライバーの構えた見た目
左から「TW777」ドライバーと「TW777 MAX」ドライバーの構えた見た目

 構えた瞬間に、ゴルファー自身がうまく打てそうに感じられる。それが「TW777」シリーズ最大の魅力といっても過言ではありません。

「TW777」のソールには大きく“もぐら”が描かれていますが、これは表面的なデザインの一部です。ただし、ゴルファーに購入意欲を沸かせるうえで、こういったデザインも重要なクラブ選びの一要素にはなってくるのは皆さんご存じのとおりです。

TW777 MAX:高弾道で球をつかまえやすい直線番長

 今回試打するのは、「TW777」と「TW777 MAX」の2モデル。シリーズにはミニドライバーの位置づけとなる「TW777 360Ti」も展開されていますが、今回はフルサイズ大型ヘッドの2モデルを比較試打します。

「TW777 MAX」の試打クラブは、ロフト角10.5度、同社製「VIZARD FOR TW777」のフレックスSです。「TW777 MAX」は投影面積が大きくて、いびつなところがまったくないキレイな丸形ヘッド。構えやすさについては前述したとおり。大型ヘッドでも構えやすさは一級品です。

 打ってみると、適度にボールがフェースに吸い付くようなフィーリング。インパクトの感触がいいし、MAXと名付けられているだけあってオートマチックに真っすぐ飛ばしやすく、弾道に安定感があります。

 特徴的なのは高慣性モーメントの大型ヘッドの割に球をつかまえやすいところ。メーカー自ら「ハイドローを打ちやすいクラブ」とアピールしていますが、まさにそのとおりのヘッド性能です。

「VIZARD FOR TW777」シャフトはインパクト手前あたり以降、中間から先が動くタイプ。ヘッド性能に加えてシャフトでも球を上げながらつかまえる手助けをしてくれます。なおかつ、本間ゴルフの標準シャフトは力を掛けて振りにいってもブレない高品質さが感じられて好印象。適正ヘッドスピードは40m/sぐらいです。

 さらに付け加えるならば、ヘッドを重く感じずに振り抜きやすいのも長所だと感じました。高慣性モーメントのヘッドにありがちなネガティブな重ったるさが「TW777 MAX」にはありません。

「TW777 MAX」は、真っすぐに打ちたい、スライスさせたくない、球がもっと上がってほしい、振り抜きやすいクラブがいい、高品質な標準シャフトを使いたい、という人にオススメできるドライバーです。

TW777(スタンダードモデル):アスリート向け性能と寛容性の好バランス

「TW777」の試打クラブは、ロフト角9度、同社製「VIZARD BLUE 50」のフレックスSです。こちらは洋ナシ型のヘッド形状になっていますが、やはりクラブの“顔”がとてもいい。構えたときのフェースの見え方については、文句の付けようがありません。

構えたときからナイスショットを予感させる“顔”とトータルバランスの高い性能が魅力
構えたときからナイスショットを予感させる“顔”とトータルバランスの高い性能が魅力

 打ってみると、こちらもしっとり系の打感です。試打クラブはロフト角9度ということもあって弾道が抑えられていて、スピン量は中~低ぐらい。極端な低スピンモデルではないので、弾道の安定性も確保されています。

 ヘッドの操作性が良く、ドローやフェードを打ち分けやすく、打点位置によるスピン量までをゴルファーの意図通りにできるドライバーです。とはいえ、ヘッド挙動が機敏すぎないので、現代的なドライバーらしい寛容性も備わっています。基本的にはアスリート好みのヘッド性能ですが、自分の持ち球を打ち続けたい人でも問題なく使えるでしょう。

 一般的にこういったアスリート性能のドライバーは、引っ掛けづらく仕上げてあって、むしろ球をつかまえづらいモデルが多いです。その点、「TW777」はヘッド自体のバランスが良くて、球のつかまえやすさも感じられます。ドライバーでドローを打ちたいけれど、外ブラのモデルだとうまく打てないという人も、一度この「TW777」を試してみるといいと思います。

「VIZARD BLUE 50」シャフトは、中元調子でクセがなくて厚く当てやすいタイプ。無駄な動きをしないので打ち手を選ばず、弾道の打ち分けにも適しています。フレックスSだとヘッドスピード42m/s前後の人が使いやすそうです。

試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka

【取材協力】フライトスコープジャパン

「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボール
「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボール

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/

【写真】これが本間ならではの美しいヘッドシェイプに高性能を秘めた「TW777ドライバー」詳細画像と試打データです

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