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【速報試打】ピン史上最大の慣性モーメント「G440 K」は“ザ・直線番長”! 前作「10K」より振りやすく曲がらない
2026年1月14日(水)、ピンから2026年の新製品となる「G440 K」が発表されました。ピン史上で最大慣性モーメントを誇る究極ドライバーの正体は? ゴルフライターの鶴原弘高がさっそく試打リポートします。
ソール部分もカーボンになってさらに性能アップ
ピンの良さといえば、とにかく球が曲がりづらいこと。ゴルファーのミスを大幅に軽減してくれる性能が多くのゴルファーに認められ、ここ数年は大ヒットの快進撃を続けています。
そんなピンから2026年の追加モデルとして新登場したのが「G440 K」です。こちらは24年2月に発売された「G430 10K」の後継モデルとなります。前作は縦と横の慣性モーメントを合計すると1万超えになるという画期的なモデルでしたが、新作「G440 K」はそれをさらに越えるものに仕上げられています。ちなみに、モデル名は今作から「10K」ではなく「K」のみとなっています。
前作とのヘッド構造上の大きな違いは、「G440 K」ではクラウンだけでなくソール面にまでカーボンを採用しているところ。ピンではこのテクノロジーを「デュアル・カーボンフライ・ラップ」と呼んでいて、これによって前作以上の余剰重量を生み出し、ピン史上最大の慣性モーメント値を実現しています。

「G440 K」では慣性モーメントを向上しただけでなく、ヘッドの重心位置も改善されています。重心高は約1.5%低重心化され、同時に約2%の深重心化も達成。数値上では寛容性を高めつつ、なおかつ低スピンで飛ばせるような性能を備えているようです。
ロフト角のラインアップは、9度、10.5度、12度の3種類。標準シャフト「ALTA J CB BLUE」は46インチ仕様で展開され、「PING TOUR 2.0」シリーズのシャフトは45.25インチとなっています。もちろん、カスタムフィッティングでの仕様変更は可能です。
やっぱり今作も曲がらない! そして球をつかまえやすい!!
今回の試打に使用する「G440 K」は、ロフト角9度、シャフトは「PING TOUR 2.0 CHROME 65」(S)です。
構えてみると、見慣れた感じのピンらしい大きな投影面積の扁平ヘッドが目に入ってきます。「G440 MAX」よりもほんの少し大きく見えるかなというぐらいで、前作「G430 10K」からはほとんどヘッドシェイプが変わっていないように感じます。ヘッドの据わりが良く、フェースアングルもほぼスクエア。筆者はすんなりとフェース面をターゲットに向けられました。

いざ打ってみると、意外と振りやすくて、球がつかまります。ちょっと面食らってしまうぐらいのヘッド挙動に驚きました。実を言うと、筆者は以前に前作「G430 MAX 10K」を購入して使っていた経験があります。少し重たく感じていた前作の “振り感”を知っているだけに、余計に新作「G440 K」には振りやすさを感じたのです。
ピンは「G440」シリーズから“飛び重心”というキーワードを掲げていて、高慣性モーメントでも振りやすくて飛ばしやすいクラブであることをアピールしています。実際に著者も「G440」シリーズには振りやすさを感じていますが、それは超・高慣性モーメント設計の「G440 K」でも同じです。端的にいうと、ピンらしいヘッド後方が垂れるような動きや重ったるい雰囲気が「G440 K」ではかなり軽減されていて、振りやすく進化しています。
その影響なのか、意外と球をつかまえやすいのも「G440 K」の特徴です。弾道計測している間、右へのミスは1球も出ず、筆者が今までどおりの感覚で打つとストレートドローの弾道になりました。左右への曲がり幅の少なさは言わずもがな。“ザ・直線番長”ともいえるドライバーに仕上げられています。
最後部の付け替え式ウェイトで球のつかまりを調整できる
「G440 K」のヘッド最後部には付け替え式のウェイトが搭載されていて、左右のポジションに移動させることで球のつかまり具合を調整することができます。新テクノロジー「デュアル・カーボンフライ・ラップ」を採用したことで、このウェイト重量が従来よりも重くなっているのも特徴のひとつ。ウェイトの左右の移動幅は少ないのですが、付け替えると振り心地もずいぶん変わってきます。

余談ですが、もし筆者が「G440 K」を実際に使うとすれば、球のつかまりすぎを抑制したいのでトゥ寄りのフェードポジションを検討してもいいのですが、あえて振り心地を重視してウェイト位置は中央のままでステイ。ネック調整機能でライ角をフラットにすることで左へのミスを軽減する方法を選ぶと思います。こういった調整の選択肢があるのもゴルファーにとってはメリットです。
スピン量が多めになるのは懸念事項だが克服可能
ピンが実施したヒューマンテストでは、前作「G430 10K」よりも「G440 K」はキャリーで4.3ヤード飛距離アップしていて、着弾範囲のバラツキが約21パーセント減少しているそうです。

ここまで書くと、まったく欠点がないようなドライバーに思えてしまうので、あえて懸念点を挙げておきます。今回は比較試打しませんでしたが、筆者の感覚では前作「G430 10K」のほうがスピン量は少なかったと記憶しています。そもそも低スピン弾道で飛ばしたい人は、ロースピン性能の「G440 LST」をチョイスすべきなのですが、どうしても直線番長の「G440 K」で低スピン弾道を打ちたいなら、いつもよりロフトを減らしてティーアップを高くする方法を検討してもいいと思います。もうひとつ付け加えると、やはり深重心のヘッドゆえに、小ぶりヘッドで浅重心のドライバーよりもヘッドスピードを上げづらいです。
最後にいじわるなこと書きましたが、スピン量は「G440 K」でも適正範囲に収まりますし、個人的には“曲がらないことは正義”だと思っています。曲げたくないゴルファーの救世主として、きっと「G440 K」は2026年の人気モデルになるでしょう。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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