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- 欠品スペックも出る人気! ミズノ「JPX ONE」は何がウケている? スタンダードと限定モデルを試打比較
売れに売れすぎて、スペックによってはメーカー在庫もなくなっているミズノ「JPX ONE」シリーズのドライバー。何が魅力でどこが優れているのか。ゴルフライターの鶴原弘高が2モデルを打ち比べて、どちらを購入すべきかをジャッジしました。
鮮やかなブルーに彩られた「ナノアロイ」のフェース
ミズノ「JPX ONE」は、2026年の新作シリーズとして登場しました。ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティまでが揃っていますが、いちばん注目されているのがナノアロイという素材をフェースに使っているドライバーです。
簡単に説明しておくと、今作の「JPX ONE」ドライバーではチタンフェースを従来よりも薄肉化し、その上にナノアロイという0.4ミリ厚のシートを貼り付けるような構造を採用しています。フェースの外観上、ブルーに彩られているのがナノアロイそのもの。ナノアロイには衝撃が加わると軟らかくなるという特性があり、この作用によって結果的にボール初速がアップするというテクノロジーになっています。

今回試打するのは、スタンダードモデル「JPX ONE ドライバー」と限定モデル「JPX ONE セレクト ドライバー」。試打クラブのスペックは以下になります。

【JPX ONE ドライバー】
ロフト角:10.5度(試打時はネック調整機能でマイナス1度に設定)
シャフト:TENSEI RED MM D(S)
総重量:約309グラム
バランス:D2
【JPX ONE セレクト ドライバー】
ロフト角:9度
シャフト:TENSEI BLUE MM D(S)
総重量:約310グラム
バランス:D2
初速&多めのスピンで安定して飛ばせる「JPX ONE」ドライバー
構えてみると、ヘッドの投影面積が大きくて安心感があり、フェースアングルもスクエア。フェース面とトップラインがキレイに揃っていて、迷うことなくアドレスに入ることができるヘッドです。また、ヒール後方部の高さが抑えられているため、アップライトに見えて球をつかまえやすそうにも感じられます。

打ってみると、フェースに少し食いつくような心地よい打球感。ミズノは軟鉄鍛造アイアンの打感の良さで有名ですが、ナノアロイを使ったドライバーのフィーリングも上々です。
弾道計測の数値を確認すると、打ち出し角が約15度、スピン量が約3000回転。ロフト角10.5度のモデルをネック調整でマイナス1度に設定しているため、実質的なロフト角は9.5度になっているはず。そのわりに高弾道を打ちやすいドライバーといえます。
ボールスピードは総じて速い数値を記録しました。それゆえミート率も高かったです。こちらはミズノがアピールしている通りの結果になりました。「ナノアロイ、おそるべし」です。
著者が少し気になったのは、フェースのヒール寄りでヒットしたときにスピン量が大きく増えてしまうところ。寛容性が高くて曲がりが少ないので大きなミスにはなりませんが、ここでヒットすると大きな飛距離ダウンになりました。
「JPX ONE」ドライバーは、低スピン性能で飛ばしを狙っているドライバーではなく、ボール初速性能で飛距離を確保し、適度なスピン量で安定したキャリーを稼ぐモデルとなっているようです。
装着されているシャフト「TENSEI RED MM D(S)」は、中間から先がよく動くタイプ。打ち出しの高さと球のつかまりを補助します。フレックスSでもしなり幅が大きく、適応ヘッドスピード42m/sが上限に感じました。
小ぶりヘッドで操作性を重視した「JPX ONE セレクト」ドライバー
ストレッチバックしている「JPX ONE」のヘッドをギュッとシェイプアップしてコンパクト化し、さらにディープフェースに仕上げてあるのが「JPX ONE セレクト」です。こちらのヘッドも非常に構えやすく作られています。

打ってみると、打感は「JPX ONE」よりも引き締まっていて、上級者好みに仕上げられていることが分かります。弾道計測した数値を確認すると、打ち出し角が約15.5度、スピン量が約2400回転。「JPX ONE」よりはスピン量が抑えられますが、打ち出しの高さを出しやすく、極端な低スピンにはなりません。ヘッドの見た目は完全にアスリート系ドライバーですが、他社のドライバーより弾道が高いのも特徴的です。
ボール初速性能は「JPX ONE セレクト」も優れていて、高いミート率を記録しました。ミズノのアピールに偽りなしです。
「JPX ONE セレクト」のヘッド挙動は、とてもニュートラルです。つかまりすぎず、つかまらないこともない。ドローヒッターでもフェードヒッターでも問題なく使えそうな性能になっていて、シャフトのチョイス次第ではゴルファーを選ばないと思います。
標準装着されているシャフト「TENSEI BLUE MM D(S)」は、「TENSEI RED MM D(S)」とはまったく異なるタイプ。こちらのブルーのシャフトは先端が戻ってこないので、比較的しっかり叩けて、引っ掛けのミスを防いでくれます。適応ヘッドスピードはフレックスSで44m/sぐらいが上限です。
オートマチックなつかまり系とセミオートマの万能系
「JPX ONE」と「JPX ONE セレクト」の2モデルを打ってみて、違いを大きく感じたのはヘッドの操作性です。
オートマチックに安定した弾道で飛ばしたいなら「JPX ONE」をオススメします。このヘッド性能は、ほとんどのアベレージゴルファーにマッチするでしょう。ただし、もともと弾道が高い人が使うと、球が上がりすぎて飛ばせないこともあります。そこだけは注意しましょう。

「JPX ONE セレクト」はヘッドが小ぶりなぶん動かしやすく、ヘッドスピードを上げやすい長所があります。ディープフェースになっているおかげで、フェースの上目でヒットして低スピン弾道を打ちやすいのも魅力的。上級者にとっては、打点によって弾道の高低を打ち分けやすいメリットもあります。ただし、オートマチックに打てる「JPX ONE」と比べると全体的な難易度は高くなります。
どちらのモデルもボール初速性能が高いのは間違いありません。ご自身のプレースタイルや弾道に合うほうを選んでください。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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