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- 冬の飛距離アップ大作戦!レッスンプロが推奨する”3ステップ素振り”でヘッドスピードがグングン向上
警察官からティーチングプロへと転身した吉竹千絢(よしたけ・ちひろ)プロが、アマチュアから寄せられたゴルフの疑問にズバッと回答する企画。今回のテーマは「冬の間に飛距離アップする方法」です。ラウンド機会の減る冬は、上達のための練習に取り組む絶好のタイミング。「春までに飛距離を伸ばしてゴルフ仲間を驚かせよう」と考える人もいるでしょう。今回は吉竹プロがオススメする練習法をご紹介します。
素振りを中心としたメニューに取り組むのがオススメ
今回、吉竹千絢プロに寄せられた質問は「冬の間にドライバーの飛距離を伸ばしたいです。どんな練習をすればいいですか?」というものです。トッププロは冬のオフシーズンにトレーニングや練習を重点的に行い、大きくレベルアップしてから春のシーズンインを迎えます。アマチュアもラウンド機会の減る冬に上達したいと考える人も多いのではないでしょうか。
![ドライバーを逆に握った素振りなど、冬にやっておきたい「飛距離アップ素振り」を紹介](/wp-content/uploads/2029/12/yoshiakeup001-1.jpg)
「飛距離を伸ばすにはさまざまな方法がありますが、冬にぜひ取り組んでほしいのはヘッドスピードアップ、つまり速く振れるようにする練習です。寒い冬では、闇雲にボールを打っても体を痛める危険性が高いので、あえてボールを打たずに素振りを中心としたメニューに取り組むのがオススメです。今回は効率的にヘッドスピードが速くなる3ステップの素振りをご紹介します」
重い、軽い、普通の順番で素振りをする
3ステップ素振りの1つ目は重いものを振っていきます。市販されている長いバットなどの素振り棒か、ない場合は2本のアイアンを互い違いに重ねて使用しましょう。
![番手の近いアイアンを互い違いに重ねて持ち、体を大きく使って素振りをするのが1つ目のステップ](/wp-content/uploads/2029/12/yoshitake_up003.jpg)
「トップでしっかり体を回し、フィニッシュまで振り抜いていきます。腕力を使って手先で振るのではなく、体全体を大きく使って振ることがポイントです。最初はゆっくり振り、慣れてきたらブーン! と音が鳴るようにスピードを出すことを意識しましょう」
2ステップ目は軽いクラブで素振りを行います。ドライバーを逆さにしたら、ソケット部分を持ち、振っていきます。
「軽いものはできる限り大きな音がするように、腕を使ってスピーディーに振っていきます。切り返し以降だけでなく、テークバックでもスピードを出すように意識することが大切です」
重いもの、軽いものときて、最後のステップではドライバーを通常のセットアップで持ち、素振りを行います。
「1ステップで体がほぐれて動くようになり、2ステップ目で体が“速く振る”ことに慣れます。体と脳の両方にアプローチすることで、3ステップ目の通常のセットアップの素振りでも今までより速く振れる感覚になるはずです。ここでも全力で大きな音が鳴るように素振りをしましょう」
「それぞれのステップで10回を1セットとして、1日3セット取り組むのが理想です。この素振りはラウンド前のウオーミングアップにもオススメですので、冬だけでなく、ぜひ定期的に取り組んでいただきたいです」
3ステップの素振りを試してみるとわかりますが、思い切りスピードを出して振ろうとすると1セットでもかなりキツく感じるはずです。しかしそのぶん、取り組んだことで起きる飛距離アップ効果は抜群に高くなっています。
重いものと軽いものを順番に振る練習はプロのドラコン選手も取り入れている手法ですので、飛距離アップを目指したい人はぜひ取り組んでみてください。
【解説】吉竹千絢(よしたけ・ちひろ)
![【解説】吉竹千絢(よしたけ・ちひろ)](/wp-content/uploads/2029/12/yoshiakeup004-1.jpg)
1993年生まれ、山口県出身。警察官として「張り込み」をしていた場所にゴルフ練習場があったことで興味を持ち、ストレス発散を目的にゴルフをスタート。練習やラウンドを続ける中で、自然の中でスポーツをする爽快さにハマって、ゴルフの虜になる。ティーチングプロの道を志したきっかけは、1年間のブランクの後で100切りを達成して、スコアアップする喜びを知ったこと。その3か月後には警察官を辞め、練習場のアルバイトなどをしながら練習を積み、翌年のLPGAティーチングプロの実技試験に合格した。現在はティーチングプロA級の資格を取得し、レッスン活動を行う。社会人になってからゴルフを始めた分、「大人のゴルフの分からない」を理解でき、明快な答えを出せることが強み。
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