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- 手先で打つから軸がブレてダフリやトップが出てしまう! 薄芝からもクリーンヒットできる「ティーアップ練習法」とは?
警察官からティーチングプロへと転身した吉竹千絢(よしたけ・ちひろ)プロが、アマチュアから寄せられたゴルフの疑問にズバッと回答する企画。今回のテーマは「アプローチでダフリやトップのミスをなくす」です。
手先でアプローチをしている人は多い
今回、吉竹千絢プロに寄せられた質問は「グリーン周りのアプローチでどうしてもダフリやトップが出てしまいます。どうすれば解消できますか?」というものです。アプローチは振り幅がバラバラになるため、手先で合わせるような打ち方になってしまいがちです。特に芝が枯れて薄くなる冬のラウンドでは、アプローチに恐怖心を抱く人もいるでしょう。

「アプローチのミスが多い人は、上体の軸が右に傾いてしまっていることが多いです。傾きが大きくなればヘッドが手前に落ちてダフリますし、うまく抜けてもボールの上を叩いてトップになってしまいます」
「振り幅を抑えるために手先で振ってしまい、結果上体の軸がブレやすくなるわけです。これを直すには、ボールを高くティーアップして打つ練習がオススメです」
ティーを地面に見立ててクリーンに打ち抜く
このドリルは練習場でも簡単にできるもので、ドライバー用の高いティーを使うのがポイントです。

「ティーの部分を地面に見立てて、そこにヘッドが当たらないようクリーンにボールを打っていきます。アドレスでは左右均等に体重をかけ、背骨を軸に体を回転させてスイングするのがポイントです」
「地面にボールがあると、どうしてもヘッドを届かせようとして体の上下動が起きやすくなりますが、ティーで浮かせたボールを打つことでこの動きを矯正できます。ティーに当たると鈍い音がしますので、クリーンに打てるように練習を積み重ねてみてください」
「体の回転を意識してスイングすることで左右のブレも減りますし、ティーアップ打ちを続けるとヘッドの入射角が一定なりアプローチのミスが減ってくると思います」
アプローチをしっかりピンに寄せられるかどうかで、スコアは大きく変わってきます。ティーアップ打ちはアプローチを基本から見直すには最適な練習方法です。地道に続ければスコアの底上げができるでしょう。
【解説】吉竹千絢(よしたけ・ちひろ)

1993年生まれ、山口県出身。警察官として「張り込み」をしていた場所にゴルフ練習場があったことで興味を持ち、ストレス発散を目的にゴルフをスタート。練習やラウンドを続ける中で、自然の中でスポーツをする爽快さにハマって、ゴルフの虜になる。ティーチングプロの道を志したきっかけは、1年間のブランクの後で100切りを達成して、スコアアップする喜びを知ったこと。その3か月後には警察官を辞め、練習場のアルバイトなどをしながら練習を積み、翌年のLPGAティーチングプロの実技試験に合格した。現在はティーチングプロA級の資格を取得し、レッスン活動を行う。社会人になってからゴルフを始めた分、「大人のゴルフの分からない」を理解でき、明快な答えを出せることが強み。
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