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- ラウンド前のパター練習は8メートルと1メートルだけで十分! その単純明快な理由とは?
ラウンド前の練習グリーンでは、8メートル以上のロングパットと1~1.5メートル程度のショートパットを重点的に行うことが、効率的かつ効果的です。一方、ミドルパットの練習は、心理面でのマイナスを生むことすらあるようです。
ロングパットでタッチをつかんでおけば、ミドルパットは大きく狂わない
ラウンド前の練習グリーンでは、カップインという結果ではなく、その日のグリーンの速さやタッチ(距離感)をつかむことが最も重要です。また、ただ漠然と転がすのではなく、テーマを持って練習することがスコアメイクにつながります。
今回は「ラウンド前の効果的なパター練習」について、レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞いてみました。
「ラウンド前の練習グリーンでは、8メートル以上のロングパットと1~1.5メートル程度のショートパットを重点的に行います。一方、中途半端なミドルパットの練習は、やらなくてもいいと考えています」
「その理由は、ミドルパットはそもそも入る確率が低く、練習量に対する見返りが小さいからです。たとえばPGAツアーのデータを見ると、カップインの成功率は1メートルで約96%と極めて高いですが、3メートルでは約40%、6メートルでは約15%と大きく下がります。当然ながら、アマチュアゴルファーの成功率はさらに下がるので、ミドルパットに練習時間やエネルギーを注ぎ込むのは効率が悪いと言えます」

「一方、ロングパットでタッチをつかんでおけば、ミドルパットの距離感はそこまで大きく狂わないはずです。ロング&ミドルパットではとにかくカップに“寄せる”ことに注力しつつ、ショートパットの成功率を高めることが、3パット撲滅につながっていきます」
小松氏はまた、練習グリーンでミドルパットを行い、意外とスポスポ入ったりすると、その日の“運”を使ってしまったような気持ちになると話します。そうなると、心理面では明らかにマイナスです。たしかに練習グリーンでは、「本番にとっておきたい……」とか「練習では入るんだよな~」といったボヤキの声が、どこからともなく聞こえてくることもあります。
ロングパットは可能な限り長い距離で、ショートパットは3種類のタッチを
では、ラウンド前の練習グリーンでは、具体的にどのように練習するのがオススメなのでしょうか。小松氏は次のように話します。
「まずはグリーンの端から最も遠いカップに向けて、3球ほどボールを転がしていきます。この時の距離は、長ければ長いほどベターだと考えています」
「最初の1球目は、気楽に感性だけで転がしていき、その結果がショートでもオーバーでも気にする必要はありません。2球目は1球目の転がりを踏まえ、タッチを出しながら距離感を合わせていきます。最後の3球目は、2球目と同じぐらいの場所に止めるようにストロークします」
「これを数回繰り返した上で、今度は場所を変えて1球目から本番を想定し、傾斜やラインも考慮しながらタッチを合わせていきます。この作業によって、頭の中のイメージと実際の結果が次第に一致してくるはずです」
「ショートパットの練習では、なるべくフラットなストレートラインを見つけて、狙ったところに真っすぐ転がせているかを確認しながらストロークしていきます」
「また、3種類のタッチで打ち分ける練習も、実戦で効果を発揮します。具体的には、(1)最後のひと転がりでカップに入るジャストタッチ、(2)ピンに軽く当たって入るタッチ、(3)カップを30センチほどオーバーする強めのタッチという3種類を打ち分けることで、さまざまな傾斜やラインへの対応力が向上します」
筆者の場合、ラウンド前の練習ではロングパットが8割、ショートパットが2割ぐらいの割合で調整しています。その理由は単純で、自宅ではそもそもロングパットの練習ができないことと、3パットは最初のロングパットで大きくミスしているケースがほとんどだという経験則がベースにあります。
また、ショートパットでカップインして気持ちよくスタートホールへ向かうのではなく、あえてロングパットで練習を締めるようにしています。なぜなら、本番で最初に行うパッティングは、ロングパットあるいはミドルパットであることがほとんどだからです。
その他、とくに冬のゴルフでは、時間の経過とともにグリーンが大きく“変化”することも頭に入れておくと良いでしょう。
朝はグリーンに霜が降りていたり凍っていたりして、滑るように転がるケースと、氷の結晶がボールにまとわりついてまったく転がらないケースがあります。そして、時間の経過とともにグリーンが乾いてくると、転がるスピードが増していきます。また、午前と午後でスピードが大きく変わることもあるので、ハーフターンで余裕があれば、数球でもいいので長めの距離で転がしておくことをオススメしておきます。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
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