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- 親指NG!? 小指で打つだけで寄る… レジェンド中嶋常幸が教える“アプローチの正解”
手の指と体の部位は連動しています。アプローチショットで手に頼り過ぎずに体を使って打つには、どの指を主にしてスイングするかがポイントになります。
体幹と末端の連動
ロングショットだけでなく、アプローチショットでもクラブの重みを生かし、遠心力を使って効率よくボールに力を伝える必要があります。そのカギとなるのが体幹と末端の連動です。
体幹とは頭部と四肢を除いた部分で、胸や背中、腹部などを指します。末端は手足の部分です。
この連動において重要なのが、どの指を主体にクラブを支えてスイングするかです。指の使い方によって連動する筋肉や動きが変わるためです。
小指側の腕の筋肉は背中の筋肉と連動し、親指側は肩まわりの筋肉と連動します。

また、小指側と背中の筋肉は「引く動作」、親指側と肩まわりの筋肉は「押す動作」で主に使われます。
ゴルフクラブを押して使うとスイングバランスが崩れやすく、インパクトでクラブの重みがボールに伝わりにくくなります。一方、引く動作を主体にすると遠心力と求心力のバランスが安定し、クラブの重みを効率よく伝えやすくなります。
親指側よりも小指側を意識することで肩の力みが抑えられ、背中を使いやすくなります。その結果、体幹と末端の連動が高まり、クラブの動きもスムーズになり、効率よくボールを飛ばせるようになります。
中嶋常幸の指導内容
昨年2月、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開催された「カサマジュニアクラブ ジュニア交流会」に、男子ゴルフ界のレジェンド・中嶋常幸が講師として参加しました。
アプローチレッスンで中嶋がジュニアに伝えていたのは、右手、とくに親指と人差し指を使い過ぎないことです。
練習は段階的に行われました。
ステップ1は左手1本で打つ。
ステップ2は左手で通常通り握り、右手はパーの形で添える。
ステップ3は左手は通常通り、右手は親指と人差し指を外して打つ。
最後に両手で通常のグリップに戻す、という流れです。
この指導は単なる「左手主導」ではなく、「親指側に頼らず、小指側を主体に背中(体幹)を使って打つ」という意図を含んでいると考えられます。
ショットも同じ

この「小指側と背中の連動」は、アプローチに限らずアイアンやドライバーショットにも共通するポイントです。
力んだスイングでは、インパクト時に肩が上がり首まわりが緊張しやすくなります。親指側を使い過ぎると、このような状態に陥りやすく、体幹と手、クラブのスムーズな連動が難しくなります。
ロングショットでも小指側を意識することで過度な力みを抑えられます。切り返しで右手の人差し指や親指、左手の親指でクラブを押し返さなくなるため、アーリーリリースの抑制にもつながります。
その結果、インパクトで左右の手が自然に入れ替わりやすくなり、左ひじが引けるチキンウィングの改善も期待できます。
親指側に頼らないスイングは、最初はクラブの挙動が不安定に感じられるかもしれません。しかし、それは余計な力が抜けている状態です。スマートフォンなどでスイングを確認すれば、動き自体は安定していることが分かるはずです。
小指側を重視する意識は、右手だけでなく左手でも同様に重要です。
文:野洲明
ゴルフ活動家/各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。
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