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- ピンまで40ヤード! 距離のあるバンカーショットは「ボールの近くに立つ」が成功のカギ
バンカーショットでボールからピンまで距離がある場合、どのように打てばいいのか分からないアベレージゴルファーもいるでしょう。吉田洋一郎プロによれば、ボールと体の距離がポイントだと言います。さらにクラブを替えることによって40ヤードを簡単に打つことができるようになります。
ボールの近くに立てば30ヤード、PWで打てば40ヤード
ピンが遠くにある場合、例えばボールからピンまで30ヤードあるとします。この場合、通常の打ち方ではかなりクラブを振らなければならず、そのぶんミスが出る確率も高くなります。したがって、距離が出る打ち方に変えるべきです。
使用クラブはサンドウェッジで、ボールの位置は左足カカトよりもボール1個ぶん内側、体重は左足に7割乗せます。
クラブフェースを開く度合いですが、通常のバンカーショットでは2時だったのを1時に抑えます。重要なのは、ボールとの距離です。ボールに対して半足ぶん近づきましょう。ボールとの距離が短くなることによって、スイングがアップライトの軌道になり、ロフトが立った状態でインパクトを迎えます。
もちろん、ボールを直接打つわけではありません。ボール1個ぶん手前にクラブヘッドを下ろします。それでも通常のバンカーショットで20ヤードを打つ振り幅でも30ヤードは飛んでいきます。
ボールに近づいたからといって、クラブを短く持つことはありません。単に上体の前傾角度が浅くなるだけです。同時に、両手の位置も少しハンドアップになります。
ちなみに、ボールから遠く離れるとスイング軌道がフラットになり、飛距離が少し抑えられます。同じ振り幅でも10ヤードぐらい飛ばないと考えましょう。
ボールからピンまで40ヤードあるときは、クラブをサンドウェッジからピッチングウェッジに替えましょう。やはりボールに近づいて打ちますが、ロフトが小さい分、10ヤード飛距離が伸びます。
手首のコックを早めに解くとトップしにくい
ピンが遠くにあると、どうしても距離を稼ごうとしがちです。その結果、ボールをクリーンに打ってしまう人が少なくありません。バンカーショットでボールをクリーンに打つと、当然ホームランとなり、予想以上に距離が出ます。トップだけは避けたいので、必ずボールの手前にヘッドを下ろしましょう。
とはいえ、ボールの手前にヘッドを下ろすつもりでも、ついボールをクリーンに打ってしまう人もいると思います。そういう人は、あえてボール2個ぶん手前にヘッドを下ろしましょう。
トップしないように保険を掛けたので、ダウンスイングでは躊躇することなくクラブを下ろします。どうしてもボールの手前にヘッドを下ろせない人は、ダウンスイングの際、いつもより早めに、手首のコックを解きましょう。
両手が右腰の高さぐらいから手首の角度を解いていくイメージです。そうするとボールの手前にヘッドは落ちます。ただし、極端にやり過ぎるとすくい打ちになるので気を付けましょう。
ボールの2個ぶん手前にヘッドが下りると、キャリーは短くなりますが、そのぶんランが多く出ます。20ヤードキャリーで20ヤード転がるというイメージを持って打つといいでしょう。
取材協力・取手桜が丘ゴルフクラブ(茨城県)
【指導】吉田洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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