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- 「このホールは受けグリーンです」ってよく聞くけど具体的な形状は? 基本的な攻め方は?
グリーンにはさまざまな形状があり、攻略方法はそれぞれ異なります。日本のゴルフ場はほとんどが「受けグリーン」を採用していますが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?
日本のゴルフ場はほとんどが「受けグリーン」を採用している
「このホールは受けグリーンになっています」とキャディーさんから説明されたり、テレビやYouTubeのゴルフ番組でナレーションが流れるのをよく耳にします。
グリーンの形状を説明していることは理解できるものの、具体的にどのようなものを指すのかよく分からないビギナーは多いかもしれません。日本のゴルフ場は「受けグリーン」が一般的といわれていますが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「受けグリーンとは、全体的に手前側が低く奥側が高くなっているグリーンを指します。かつて日本のゴルフ場の大半は、1つのホールに2つのグリーンをはめ込む2グリーンを採用してきました」
「1つのホールに2つのグリーンが存在するわけなので、どうしてもグリーン1つあたりの面積は小さく、難易度は高くなります。そのため、なるべくグリーンオーバーしづらい受けグリーンを採用して、スコアをまとめやすくなるようにしました。またグリーンを狙う際に、なるべくカップの根本が見える位置に設置して公平にプレーできる環境をつくる目的もあります」
日本のゴルフ場は受けグリーンが多いため、攻め方を知っていればスコアを縮めることができます。レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。
「受けグリーンは手前から奥に登っているので、オーバーは禁物。手前から攻めていくのがセオリーです。ボールが比較的止まりやすいので、ショートアイアンで打てる場合は果敢にピンを狙っても問題ありません。しかし長いクラブを使ってグリーンを狙う場合は、オーバーしないように注意する必要があります」
昨今ではグリーンの形状を表示するゴルフナビが登場しています。ティーショットを打つ前に把握しておけば、最適なコースマネジメントができるでしょう。
受けグリーン以外にもさまざまな種類のグリーンが存在する
日本のゴルフ場は受けグリーンが多いですが、ほかにもさまざまな形状のグリーンが存在しています。
まずフェアウェイより一段高くなった場所に位置する「砲台グリーン」です。大砲を設置する盛り土のように見えることが言葉の由来となっています。歴史のある古いコースに多く存在しており、グリーン面が小さくオンさせるのが難しいことに加えて、下りのパットなどで強く打ちすぎてしまうとグリーンからこぼれてしまうこともある難易度が高いグリーンです。
さらに起伏が激しくデコボコとうねりがあるグリーンを「ポテトチップグリーン」といいます。大きな起伏をつくるためには、ある程度大きなグリーンでなければならないため、グリーンが1つずつが小さい2グリーンには向きません。そのため、ポテトチップグリーンは面積が大きい1グリーンのアメリカンタイプのコースに多く見られます。
キャディー付きのラウンドであれば、「このホールは手前から攻めてください」などとアドバイスをもらうことができますが、セルフプレーが主流の昨今では、ゴルファー自身で判断する能力が求められるので頭に入れておくといいでしょう。
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