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- 「届かないから女性は先に打っていいよ」もダメ! 知っておきたい「打ち込み」の境界線とは
どんなゴルファーも「打ち込み」がNGであることは認識しています。しかし、「届かなければOK」だと勘違いしている人も多いのが事実です。そこで、改めて打ち込みの境界線について考えてみました。
絶対に届かない女性を先に打たせるのもマナー違反
先日ラウンドしたゴルフ場は、乗用カートのフェアウェイ乗り入れがOKでした。日ごとに暑さが増すこれからの季節、ボールの近くまでカートで行けてスムーズにショットできるのはありがたい限りです。
フェアウェイの乗り入れは海外のリゾートコースでは当たり前のように行なわれています。スロープレーの解消にもつながるので、日本のコースもどんどんやればいいと思うのですが、「フェアウェイにタイヤの跡が残る」などの理由で消極的な施設がほとんどです。
それであれば2人乗りカートを1組に2台貸し出せば、カートの重量が軽くなるのでフェアウェイへの負担が軽減します。

4~5人乗りカートでもフェアウェイの乗り入れを実施しているゴルフ場があるのですから、やらないコースは来場者の利便性よりも安全性やコースコンディションを優先しているのでしょう。その割にコースコンディションはあまりよくありませんが。
それはさておき、2番パー4でフェアウェイの真ん中にカートを停め、前の組のグリーンが終わるのを待っていたら、なんと後ろの組がティーショットを打ってきました。
同伴者全員が「ビクン!」として、頭を手で守りながら後ろを振り向きました。幸いにもボールが近くに飛んでくることはなく、カートの30~40ヤード手前で止まりましたが、この状況でティーショットを打つ意味が分かりません。
後ろの組を見ると、明らかに初心者ではなく、むしろ筆者たちよりも年上に見えます。その中に女性が1人いて、私は届かないからとティーショットを先に打った様子でした。女性以外の3人はセカンドショットを打ち終えるまで待っていたので、おそらくそういうことだと思います。
でも、ティーイングエリアから220~230ヤード付近のフェアウェイに前の組がいるのにティーショットを打つのは、たとえボールが届かなくてもマナー違反です。そもそも前が詰まっているのに、なんでそんなにティーショットを急ぐ必要があるのでしょうか。
グリーンが空いてもカートの出発まで待つのがマナー
3ホール目以降は女性もティーショットが打てないようにティーイングエリアから200ヤード付近にカートを停めてグリーンが空くのを待つようにしました。それでようやくセカンドショットを打ち終えるまで待つようになりました。
ところが再びイラッとしたのが4番パー3です。筆者たちの組がグリーン上のプレーを終え、カートに向かって歩き出した途端に、後ろの組のオナーがティーショットを打ってきたのです。

パー3に限らず、前の組がグリーン上のプレーを終え、グリーンが空いたとしても、カートに乗り込んで出発するまで待つのがマナーです。
アマチュアのショットなんて左右に曲がるのが常ですから、ミスショットした場合に前の組のプレーヤーに当たる危険性があるなら打つべきではありません。
前の組のプレーヤーがのんびり歩いていたり、カートに乗り込んでもなかなか出発せずにイライラしたりすることもありますが、それでもショットを打ち込んだら非があるのは後ろの組です。
前半ハーフ終了時点でマスター室に報告したところ、後半ハーフは少し間隔を取ってプレーするようになりましたが、こういうせっかちなゴルファーはけっこう多いです。
後ろの組にこういうタイプのゴルファーがいた場合、イライラするとせっかくの楽しいゴルフが台無しになってしまうので、ただちにマスター室に報告するべきです。
ゴルフ場もそういうゴルファーが一定数いることを知っているので、組の前後を入れ替えたり、スタート間隔を広めに取ったりして、双方が快適にラウンドできるよう調整してくれます。
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