いちいち面倒…ヘッドカバーは必ずつけたほうがいいの? アイアンにも1本ずつつけている人がいるのはなぜ? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

いちいち面倒…ヘッドカバーは必ずつけたほうがいいの? アイアンにも1本ずつつけている人がいるのはなぜ?

いちいちヘッドカバーの脱着を行うのが面倒だと感じているゴルファーは多いかもしれません。ラウンド中、ヘッドカバーは必ずつけたほうがいいのでしょうか?

塗装が剥がれる可能性があるクラブにはヘッドカバーをつける

 基本的にドライバーはパー3以外のほぼ毎ホールで使用するので、ヘッドカバーを取った状態で18ホールプレーするゴルファーは少なくないありません。キャディー付きのラウンドであれば、事前に「ヘッドカバーは外しっぱなしでいいですよ」と伝えておくと、キャディーさんの手間を軽減できるので喜ばれます。

ウッドにヘッドカバーをかけていないと、予想以上にすぐ傷がつきます 写真:AC
ウッドにヘッドカバーをかけていないと、予想以上にすぐ傷がつきます 写真:AC

 しかし、ドライバーやウッドを購入した際にヘッドカバーがついてくるのには理由があります。ヘッドカバーをつけずにラウンドすると、クラブにどのような影響があるのでしょうか。クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。

「購入した際にヘッドカバーがついてくるドライバー、ウッド、ユーティリティー、パターは塗装されているので、カート移動の衝撃でアイアンやほかのクラブとぶつかると表面が剥げてしまいます。特にウッドの塗装は剥げやすいですし、ドライバーのクラウン部分に傷がついてしまうと気になります」

「せっかく新品で購入したドライバーであっても、ヘッドカバーを付けずに2、3ラウンドおこなうと、かなり表面が剥げてしまうので注意が必要です」

 アイアンの場合は、メッキ加工のため塗装が剥がれることはありませんが、「アイアンカバー」も販売されています。なぜなのでしょうか?

「リセールのことを考えて、ほかのクラブと同様にアイアンにカバーを付ける人もいます。特に軟鉄鍛造のアイアンは、表面に細かな傷や凹みができやすいからです」

「クラブの査定基準は、ワンランク下がるだけでだいぶ金額が変わってくるので、『少しでも高く売りたい』『なるべくピカピカのきれいな状態を維持したい』ゴルファーはヘッドカバーをつけてラウンドするようにしましょう」

 特徴的なヘッドカバーを付けることにより、瞬時に同伴者と自分のクラブを判別できるメリットもあります。昨今では、アニメのキャラクターや動物の形をしたユニークなヘッドカバーも登場しているので、自分に合ったものを探してみるといいでしょう。

宅配便でクラブを送る際には衝撃吸収材を入れておこう

 ヘッドカバーをつけないことにより、性能面が劣化する可能性はあるのでしょうか? 関氏は以下のように話します。

「ヘッドカバーをつけていないからといって、性能的に劣化することはありません。『お下がりのクラブだから』『中古で購入した安価なクラブだから』など、特に気にしないというゴルファーはつけなくてもいいと思います」

 すでに傷のついたお下がりのクラブを使用しているビギナーは、ヘッドカバーの置き忘れや脱着で時間をとられる可能性もあるので、外してラウンドしたほうが楽です。

 ゴルフ場にクラブを送る際は、運送時の衝撃でクラブが破損する可能性もあるので、空気を入れて衝撃を吸収する保護カバーなどを購入してみてもいいかもしれません。

 このように、クラブ保護の観点からみるとヘッドカバーは必要といえそうです。上級者はこだわりのあるヘッドカバーをつけて、キャディーバッグもキレイに整頓しているイメージがあります。スコアを追求していきたいゴルファーは、まずクラブを大事にする習慣をつけることが上級者への第一歩かもしれません。

【写真】コース管理のプロが教える正しいボールマークの直し方/目土の仕方

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グリーンフォークを刺した後の動作が間違っている人が多い
まずボールの進行方向側からグリーンフォークを入れて戻す
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
この時点でかなり戻っている
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
最後にパターで軽くトントンとならす。手で軽く押さえても良い
まず斜めにグリーンフォークを入れたら…
フォークのお尻を上げるようにして芝を寄せる
先端を上げるような使い方は芝の根を切るのでNG
上が一般的なグリーンフォーク、下が戸島キーパーの使う業務用のグリーンフォーク
JGMセベバレステロスGCの戸島義貴グリーンキーパーいわく、ほとんどの人は砂の量が少なすぎる
自分がつくったディボット跡にボールが入ったら後続組に申し訳ない
スコップにこんもりと盛った砂を…
ディボット跡にバサッと落として…
芝と同じ高さになるように足の裏で広げる
踏み固めずに平らにならす要領で
目土をした端のところから芝が顔を出しているような仕上がりを目指そう
バラバラになったターフは戻さなくてOK
JGMセベバレステロスGC グリーンキーパーの戸島義貴さん
取材に協力してもらったJGMセベバレステロスGC
取材に協力してもらったJGMセベバレステロスGC
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レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC
ウッドにヘッドカバーをかけていないと、予想以上にすぐ傷がつきます 写真:AC
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