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史上最短98ヤード“魔のパー3” 初日バーディーは“たったの”14人… 池ポチャ続出の15番が波乱呼ぶ
サロンパス杯で国内女子ツアー史上最短となる98ヤードの15番パー3が大きな話題に。短い距離ながら池と傾斜が選手を苦しめ、初日から池ポチャやスコアの明暗が続出した。
ツアー史上最短98ヤードの“魔のパー3”
◆国内女子プロゴルフ メジャー第1戦
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月7~10日 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県) 6718ヤード・パー72
今年大きな注目を集めているのが、15番パー3だ。
2023年以来、3年ぶりの西コース開催となった今大会では、15番が従来の160ヤードから62ヤードも短縮され、国内女子ツアー史上最短となる98ヤードに設定された。

ティーイングエリアの正面には大きな池が広がり、グリーン手前は強い傾斜と短く刈り込まれた芝が待ち受ける。単純な“短いホール”ではなく、スピン量や落としどころを繊細にコントロールしなければならない、高度な技術が求められるホールとなっている。
初日のピン位置は手前から6ヤードという難しい位置に切られ、実測91ヤード。多くの選手はグリーン奥側に着弾させ、傾斜で戻していくプランを描いたが、スピンがかかり過ぎるとボールが池へ戻る危険性もあり、各選手が神経をすり減らした。
バーディーと池ポチャが交錯した名物ホール
実際に初日の15番では、スコアが大きく動いた。
このホールの結果は、バーディー14人、パー78人、ボギー21人、ダブルボギー6人、トリプルボギー1人。
短い距離ながら、攻めれば池、守れば難しいパットが残るという独特のプレッシャーが選手たちを苦しめた。
同ホールでバーディーを奪った河本結も、絶妙なセッティングに驚きを口にした。
48度のウェッジを握り、「ピンの奥にキャリーして壁を使って戻す作戦だった」と振り返ったが、「上に止まっちゃって。『わ、止まるんだ』って思った」と想定以上にボールが止まったという。
ティーアップせず“直置き”でショットを放った河本は、「スピンコントロールとスピン計算も大事だし、風の読みもすごい大事になってくる」と分析。「本当にいいショット打って、マネジメント成功した選手にはご褒美が来るみたいな、面白いセッティングかなと思ってます」と“史上最短パー3”を高く評価した。
大会を主催する日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は、大会前日の会見で「しびれるパー3になるでしょう」と笑顔で語っていたが、その言葉通り、ギャラリーを沸かせる“名物ホール”となった。
「世界で勝つため」のセッティング

コースセッティングを担当した茂木宏美は、2022年に初めて担当して以来、この15番の構想を温めてきたという。
昨夏、小林浩美会長から「ウェッジのスピンコントロールの技術が上がれば、全体的なレベルが上がってくるのでは」と助言を受け、「思い切ってチャレンジした」と今回の設定を実現させた。
「セッティングをやる上で意識しているのは、世界で勝つためにはということ。毎年その意識が強くなっている」と茂木氏。距離ではなく、精度とマネジメント力を問う世界基準のショートホールとして、大会の象徴的存在となっている。
同じ西コース開催だった2022年大会は山下美夢有が通算12アンダー、23年大会は荒天の影響もあり吉田優利が通算1オーバーで優勝。難度の振れ幅が大きいコースとしても知られる中、今年はどんな優勝スコアになるのかにも注目が集まる。(茨城県つくばみらい市/編集部)
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