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- 「夏ゴルフは苦手」という人ほど暑さ対策がヘタ… 灼熱プレー時に見習うべきゴルファーとは?
夏のゴルフ場はオフシーズンではなく“稼ぎどき”
先日、飲み屋のゴルフ談義で「夏のゴルフと冬のゴルフはどちらが苦にならないか」という話題になりました。
3人のうち2人は夏のほうが苦にならないと答え、1人は夏のゴルフが最近は本当にシンドイので冬のほうがラクと答えました。
筆者は夏のゴルフのほうが好きです。暑くて汗びっしょりになりますが、そのほうがスポーツをしたという気分になります。
冬のゴルフは本当に寒い日になると、暖かいインナーを着ていても手先が冷たくなり、クラブを握っているのかどうかも分からないような感覚になるときがあります。そうなると、ラウンドを途中で切り上げて温かいお風呂に入りたいという気持ちになります。
夏のゴルフはラウンドを途中で切り上げて冷たいシャワーを浴びたいという気持ちにはなりません。
ゴルフ場関係者に話を聞くと、かつては夏と冬はオフシーズンで、料金を下げないと集客できなかったそうですが、今やオフシーズンは冬だけで、夏はむしろ稼ぎどきだといいます。
「夏は早朝からスタートする早朝プレーや、暑さがやわらいだ時間帯からスタートする薄暮プレーが人気ですし、ナイタープレーも大盛況です。それに加えて通常のスタート枠も埋まりますから、日照時間が短くなる秋よりも来場者数が多いです」
一方、冬は北海道や東北など雪国のゴルフ場は冬季クローズしますから、ゴルフ場のスタート枠の供給量が減りますが、通年営業のゴルフ場の需要が増えるわけではありません。やはり冬のほうが苦になるという人が多数派なのでしょう。
熱中症対策で参考にすべきはプロゴルファー!?
夏のゴルフはシンドイと嘆いていた彼に、何が辛いのか聞いたところ、汗かきなのでウエアがビショビショになり、動きづらいとのことでした。
「それならポロシャツの下に冷感インナーを着てみたら」と勧めたところ、「暑いのに長袖なんか着たら余計に暑そうじゃないですか」というではありませんか。
プロゴルフトーナメントでポロシャツの下にインナーを着ている選手が多いのは、日焼け対策もありますが、そのほうが快適にプレーできるからです。インナーの機能を完全に誤解しています。
さらに彼は日焼け止めも塗らず、日傘も差さずにプレーしているそうです。「氷のうは使ったことあるの?」と聞くと「使ったことないです」という回答。それでは砂浜を裸足で歩くようなものです。暑いに決まっています。
彼は高校時代、野球部だったので、自分は暑さに強いと自負していたそうです。しかしながら40代の体は10代の体とはまったく別物です。
それに加え、今の日本の夏は暑さのレベルが格段に上がっています。高校野球でも熱中症対策で白スパイクの使用が可能になりましたから、ゴルファーも熱中症対策は徹底的に行なったほうがいいです。
熱中症対策で参考にすべきは、やはりプロゴルファーです。プロゴルフトーナメントは、夏場は北海道や高原リゾートで開催される試合が多いですが、最近は北海道でも最高気温30度を超えることがザラにあります。
暑さで試合が中断することはありませんから、選手たちは熱中症対策を万全に施してスタートします。ポロシャツの下に冷感インナーを着用し、キャディバッグの中には水筒を携行して水分をこまめに補給しています。移動中は日傘を差し、ショットの待ち時間には氷のうで頭や首などを冷やしています。
熱中症で倒れたら主催者や同伴競技者に迷惑がかかりますし、途中棄権したら賞金が稼げません。ですから最先端の熱中症対策をすべて取り入れて4日間72ホールを戦い抜きます。
われわれアマチュアはプロのスイングをマネすることは難しいですが、熱中症対策をマネすることはできます。ぜひ参考にして夏のプレーを元気に乗り切りましょう。
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