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- 前の組と空いても夏場は暑くて走る気になれない… スロープレーを解消する具体的な方法とは?
ゴルフ場では「ハーフ2時間15分以内」にプレーすることが推奨されています。スロープレーに陥らないためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
早歩きを意識するだけでスロープレーは解消する
昨今、アマチュアが「スロープレー」に関するコメントをSNSで頻繁に投稿しているのを目にします。「前の組が2サムなのに超スロープレーだった……」、「前の組がスロープレーだったんだけど、メンバーで驚愕した」など、さまざまなコメントが散見しています。
ゴルフ場自体が混雑していることも要因のひとつとしてあげられますが、ゴルファー自身はどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。

まずショットをするまえに、何度も素振りをおこなう行為は避けるべきです。ゴルファーのなかには、ダラダラと30秒ぐらいかけて素振りする人もいますが、あれこれ考える時間ができてしまい逆にミスショットの確率が高くなる可能性もあります。
レッスンプロの山本昌夫氏は、「素振りは『2回』まで、構えてから『3秒以内に打つ』ことを意識すると、リズムが生まれてミスショットにもなりづらいです」と話します。時間をかけすぎることもないので、ショットまえのルーティンとして取り入れてみると良いでしょう。
またクラブを数本持っていくことも大切です。とくに隣のホールに打ち込んでしまった場合は、打球地点にいってみないと正確な状況が分からないので、「このクラブでは林を越えられない……」とまた長い距離を走ってクラブを取りにいかなければなりません。隣のホールの組にも迷惑をかけてしまうので、さまざまなシチュエーションを考えて最適なクラブを数本持っていくようにします。
さらにミスショットの多いビギナーはなるべくカートに乗らずに打球地点まで「早歩き」もしくは「走る」のが無難です。数十ヤード打ってカートに戻り移動することを繰り返していると、かなり時間がかかるのでクラブを数本持って打球地点まで向かいます。
「炎天下のなか走って打球地点まで向かうのはしんどい……」と感じる人は多いですが、早歩きでも十分スロープレーを防ぐことができます。基本は早歩きでプレーして、スロープレーになりそうな場面だけ走るようにすれば、息も上がりづらいので落ち着いてプレーすることができます。
OBやロストの可能性があるときは暫定球の宣言を
ほかにもOBやボールをロストしている可能性がある場合は、必ず暫定球を打ってから前進します。ボールが見つからなかった場合、再度同じ位置に戻ってショットをしなければいけません。しかし暫定球を打っておけば、たとえボールをロストしていたとしても、罰打を加算することでスムーズにプレーを再開することができます。

「何回打ってもバンカーから脱出できない……」、「グリーン回りで焦って往復ビンタを繰り返してしまう……」という場合は、ギブアップを宣言して、ローカルルールで決められた最大ストロークをスコアカードに記入することも考えます。
ただギブアップは、ホール自体を放棄する行為なので同伴者に「ちょっと後ろが詰まてるから、ギブアップするね」と一言伝えておくと良いでしょう。
このようにスロープレーに陥らないためには、TPOに合わせて臨機応変に対応していく必要があります。セルフプレーが主流になっている現在、ビギナーだけの組がいきなりスムーズにラウンドするのは難易度が高いです。
実践のなかで学んでいくしかない部分もあるので、小走りで移動したりクラブを数本持っていったりして「急いでラウンドする意識がある」ことをほかの組にアピールすると良いかもしれません。
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