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- 今年の暑さは男性も日傘が必需品! 毎週ラウンドレッスンを行う女子プロが生徒に教えている熱中症対策
今年の夏は例年以上に厳しい暑さが続いており、暑さ対策が欠かせません。年間を通じて週に1回くらいのペースでラウンドレッスンを行っているJLPGAティーチングプロの岡本恵(おかもと・めぐみ)氏が、夏のゴルフにおける熱中症対策をアマチュアゴルファーへのアドバイスとして紹介します。
日焼け止めと日傘は忘れずに!
例年以上の厳しい暑さが続く今年の夏、暑さ対策が一層重要となっています。夏場でも週に1回程度のペースでラウンドレッスンを行っているJLPGAティーチングプロの岡本恵氏が、夏ゴルフでの熱中症対策について、普段からアマチュアゴルファーへアドバイスをしている内容を紹介します。
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UV対策だけでなく熱中症対策のためにも必須なのが日焼け止め。ベタベタするから嫌だ、クラブが汚れるという理由で特に男性は塗らない方が多いです。しかし、日焼け止めは紫外線だけでなく熱も弾くため、体内に熱がこもりにくくなります。塗っている方が体調を崩すことが少ないため、男性にも日焼け止めの使用をお勧めしています。
体の露出部分すべてに塗ることが大切で、短パンの場合は足にも塗る必要があります。SPFが50程度の日焼け止めであれば、1日もつので基本的には塗り直す必要はありません。ただし、冷たい濡れタオルで顔や腕を拭くなどして日焼け止めが落ちてしまう場合もあるので、ハーフタイムなどで塗り直すことをお勧めします。
また、日傘も重要です。女性プレーヤーの多くは使用していますが、男性プレーヤーは使用しない方が多いですね。最近では男子プロゴルフトーナメントでも夏は日傘をさしている選手が少なくありません。日傘をさしてラウンドすると、体が熱くならず、熱が体内にたまりにくくなります。ラウンド後の疲労度も全然違います。面倒だと思うかもしれませんが、日傘の使用効果は実感できるでしょう。女性はもちろん、男性も夏ゴルフではぜひ使用してください。
飲み物はスポーツドリンクがベスト 前日やラウンド中のアルコールは控える
熱中症対策には水分補給が欠かせません。ただし、血液中の塩分濃度が低くなることが熱中症の原因となるため、ラウンド中の水分補給にはスポーツドリンクを推奨しています。甘いのが嫌だという方は水を飲みつつ、たまにスポーツドリンクを飲んだり塩タブレットを取るのが良いでしょう。
当日は一日中動き回るために必要なエネルギーを補給するため、朝食をしっかり食べてからプレーするようにしましょう。また、前日にお酒を飲んでしまった場合、アルコールの利尿作用で水分が体外に出てしまうため、特に水分補給を徹底する必要があります。プレー中にビールを飲むことは、自殺行為だと言われることもあるほどです。飲んだ場合は、水分、塩分、糖分、ミネラルをしっかりと補給しましょう。
熱中症の症状が出てしまった時の対策
熱中症の初期症状として、頭痛や吐き気、指のつりなどが現れることがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに体を冷やし水分を補給することが重要です。ただし、症状が出てしまうとすぐには元に戻りません。経口補水液を使用することで、血液中の濃度や塩分バランスを元に戻すことができます。
キャディーバッグには経口補水液を入れておくことをオススメします。なお、経口補水液は小さい子供などは飲む量に制限がありますので、お子様が飲まれる場合は注意書きをチェックしてください。また、経口補水液は消費期限があるため、期限を過ぎたものは飲用しないようにしてください。
【解説】岡本恵
JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
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