芝が元気なコース上でこそできる実践練習がある
真夏のラウンドは料金的にお得な反面、熱中症の心配もあり「ほぼシーズンオフ」にしてしまうゴルファーも多いそうです。

しかし秋には絶好のゴルフシーズンが到来し、会社や仲間内でのコンペも多くなります。秋に向けて練習やスコアメイクの準備をしたい人にオススメなのが、体にもお財布に優しい薄暮やナイタープレーも可能なショートコース。
真夏のラウンドは体への危険があるため、誰にでもオススメすることはできません。早朝や薄暮、ナイターなどで時間や消化ホール数を調整して、体に優しいラウンドが第一です。一方、芝が元気なこの時期だからこそ、実践練習でコースに慣れておいて欲しいのがアマチュアにレッスンしている人間としての本音でもあります。

安価なショートコースでの薄暮やナイタープレーなら、無理せずいつでもホールアウトできます。
ちなみに「リトルグリーンヴァレー船橋」(千葉県)というショートコースには、230〜300ヤードのホールもありグリーンも本格的。100切りや90切りに重要な「グリーン周り」と「パー3対策」には、ショートコースでのラウンドがうってつけです。
人工芝では難しい実践練習ができますし、スコアばかりが気になる本コースとは違い、打ち方やクラブのテストなどもできるのです。
苦手な状況を克服するための「お助けクラブ」もテストできる
グリーン周りのアプローチが苦手なゴルファーのために、現在各社からチッパーやバンカー専用ウェッジなど「お助けクラブ」が発売され人気を博しています。
100切りや90切りのためには、グリーン周りのアプローチを克服しないとショットをカバーすることができません。

見た目や見栄にこだわらず、残り30ヤード以内の平均スコアを改善するには「お助けクラブ」の力を借りる方法もありますが、通常のウェッジとは異なる距離感やグリーンに落ちた後の転がりなど「実践感覚」を養っておく必要があります。
そんなときにはショートコースでの練習が効果的。いきなり本コースで使って「距離が合わない」や「イメージが出ない」ということにならないために、場数をこなしておく必要があるのです。
チッパーならダフリ・トップが出にくいですし、バンカー専用ウェッジなら一発脱出が簡単です。そのぶん「お助けクラブ」ならではの扱い方をつかんでおくと、本番のラウンドで使った時に「購入してよかった!」となる結果が望めると思います。