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- 定番の「白色」派? それとも「カラーボール」派? 色の違いはプレーにどんな効果をもたらす?
ゴルフボールには定番の白に加え、黄色やオレンジ、赤や青などさまざまな色のものが存在します。5万人の指導実績を積み、そのうち約90%を100切りに導いたレッスンプロの村井良行氏に、色の違いによってどのような効果があるのか聞きました。
練習場とボールの色が異なると違和感?
ゴルフボールには白をはじめ、黄色やオレンジなどさまざまな色のものが販売されています。ゴルファーにとって選択肢が多いのはありがたいことですが、その一方で何を選べばいいのか迷ってしまう人もいるかもしれません。
プロの試合を見ていると、まれにカラーボールを使っている選手を目にすることがありますが、大半は白色を使っている選手が多い印象です。ゴルフ場を訪れても、白色のボールを使ってプレーするアマチュアゴルファーの姿を多く見かけるでしょう。
多くのゴルファーが使用し、定番とも言える白いボールにはどんな特徴があるのでしょうか。レッスンプロの村井良行氏に話を聞きました。
「コース上は芝や木など緑や茶色のエリアが大半を占めているので、その中で白色は比較的見やすいとされています。また、白は膨張色でもあり、物体を大きく見せる効果があるため、ショットの際にも安心感を得やすくなります」
「一方で、天候によって見やすさが変化することがデメリットとして挙げられます。曇りの日など、太陽の光が弱い環境下ではボールが目立ちにくくなる可能性があるでしょう。さらに、白いボールは多くのゴルファーが使用しているため、自分のボールかどうかを判別しにくい点もあります」
何色のゴルフボールを選ぶかはプレーヤーそれぞれの判断に委ねられますが、白色が多く使用されている理由は他にも。
ゴルファーが日々足しげく通う練習場では、大半が白いボールを使用しています。そのため、ラウンドの時だけカラーボールを使うと、見た目の違和感を持つ人も少なくありません。
これは感覚的なものなので個人差がありますが、練習とラウンドでのズレを防ぐには白いボールを選ぶのが無難と言えそうです。
夏場はカラーボールが見やすい
一方で、カラーボールにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。村井氏は以下のように話します。
「カラーボールのメリットは、ショットの軌道が見やすいことに加え、他のプレーヤーのボールと区別しやすく、芝やバンカーとの対比も生まれて見つけやすい点が挙げられます。視認性の観点で言えば、『サッカーボール柄』も抜群に見やすいです」
「デメリットは季節によって見やすさが変わることが挙げられます。特に黄色や赤、オレンジなど暖色系は緑が生い茂る夏場では見やすいものの、枯れ葉の多い冬場は同化しやすく見にくくなります。さらに、特殊な事例ですが黄色などの明るいカラーボールは、カラスに狙われるリスクもあると言われています」
また、村井氏は「個性的なデザインやカラフルな表面を楽しみたいゴルファーもいる」と言い、「ボールの色がメンタル的にいい影響を与え、気分転換になることもあります」とも話します。
定番とも言える白いボールは、プロ・アマチュアを問わず多くのゴルファーに愛用されていますが、視認性の向上や誤球を防ぐ意味合いでも、カラーボールは選択肢として十分なりえるでしょう。
ゴルファーにとっては、ボール選びも楽しみの一つ。まずは多くの色を試し、自分にしっくりくる色のボールを探してみてはいかがでしょうか。
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